教員紹介

- ICHIRO MORIOKA 森岡 一朗
- 日本大学医学部
小児科学分野 主任教授, 卒後教育担当
産学連携研究で“ 赤ちゃん” と“ こども” をまもる
〜 「知」を社会に還元
臨床医は, 診療はもちろんですが, 研究することも大きな使命です。研究成果は医療現場へ還元されないと意味がありません。産学連携の「産」は, 企業など商業的活動をする集団で,「学」は,大学等のアカデミックな活動集団のことです。大学が社会から求められている役割は,教育活動を通して高度な専門性を身に付けた人材を社会に送り出すとともに, 大学で創造・開発された研究成果を社会に還元することです。「産」と「学」が有機的に連携することにより, 「社会」に還元するための開発研究を産学連携研究と言います。
私たち, 小児科学分野では, 新生児から思春期まで全ての小児の診療を行っています。疾病で困っている「こども」を1 人でも減らすよう, 日々, 研究を行っています。また, 新生児領域においては, 出産予定日よりも早く生まれたり, 生まれつきの病気を持った「赤ちゃん」を救命する診療だけでなく, その後の健やかな人生を送れるよう研究を行っています。
私たち小児科学分野では, 研究のための研究だけで終わらず, 日常診療から得られる知見や臨床研究の成果を産学連携研究で社会へ還元し,小児・新生児医療の発展に貢献することを心がけています。
