消化器外科学教室のあゆみ

2004年に、それまでの第一外科、第二外科、第三外科のナンバー外科制度が再編され、臓器別に分かれた外科学の一分野として消化器外科学教室が創設されました。それまでは各ナンバー外科が消化器の手術を担当していましたが、統合後は消化管手術と肝胆膵(かんたんすい)手術が一つの部門に統合され、大学病院としてより高度で専門的な診療が提供できる体制が整いました。

初代消化器外科学分野主任教授には、第三外科学の高山忠利教授が就任され、日本大学医学部附属板橋病院、駿河台日本大学病院、日本大学医学部付属練馬光が丘病院を統括し、消化器外科手術の充実に努めました。現在は、附属板橋病院と日本大学病院に医師が配属されています。

2021年には、岡村行泰博士が第二代主任教授として着任され、静岡がんセンターで培われた腹腔鏡下手術やロボット支援手術など低侵襲手術の普及に取り組んでいます。附属板橋病院は板橋キャンパスを地盤として新病院の建設が予定されています。