日本大学医学部精神神経科学教室は,昭和26年10月に創設され,優れた精神科臨床医を育てるという伝統のもと精神科の各分野で多くの専門的人材を輩出してきました。また,研究面では幅広い分野の臨床的研究に教室が一体となって取り組み,幅広い業績をあげてきました。
日本大学医学部本館(昭和25年頃)
草創期の精神神経科学教室
初代井村恒郎教授は,神経心理学,精神病理,精神生理学の分野で日本における先駆的研究を行いました。二代目の上野陽三教授は,日本における先駆的な神経生化学研究に力を注がれました。三代目の野上芳美教授は,摂食障害を中心とする思春期精神医学の臨床的研究で日本をリードしてきました。四代目の小島卓也教授は統合失調症の眼球運動に関する精神生理学的研究で大きな業績をあげました。五代目の内山真教授は,睡眠学・時間生物学における日本の第一人者として多くの功績を残されました。令和2年4月からは,六代目の鈴木正泰教授が就任しました。
井村恒郎教授
上野陽三教授
野上芳美教授
小島卓也教授
内山真教授