主任教授ごあいさつ

池田主任教授

池田 稔

日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
主任教授

日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野の主任教授の池田です。
教室の運営に当り、われわれが重要であると考えているものを、異なった面から2つ述べたいと思います。

一つ目は、われわれの教室の組織作りの基本についてです。耳鼻咽喉科領域は耳、鼻、口腔、咽頭、喉頭、頸部など、取り扱う解剖学的な領域が大変変化に富み、広いのが特徴です。また、炎症、免疫、感覚、運動、悪性腫瘍など、扱う疾患の病態も多様で複雑です。

このような疾患への対応を教室員がいかに整理して正しく身につけてゆくのか、大変重要な問題です。われわれはそれらの領域に専門性の高いスタッフをできるだけ揃え、組織化することが重要であると考えています。われわれの教室は専門性の高いスタッフが豊富です。このことは、患者さんをご紹介頂く上でも、また耳鼻科を選ぼうとする若手の先生方を責任をもって受け入れるためにも重要です。

二つ目は、われわれはこれから教室を支えていく若い教室員に、大いに成長して欲しいという期待を抱いて教室を運営しているということです。大学に籍をおいて自らを研鑽するためには、まずは専門性の高い指導医のもとに、豊富な臨床経験を積み重ねることです。スタッフがその手伝いをします。耳鼻咽喉科の専門医資格を取ることは最も基本的なことであり大変重要なことですが、医師としてのゴールではありません。

教室員には是非一つの専門分野での基礎的あるいは臨床的研究を成し遂げてほしいと思います。一つの研究を成し遂げた時の満足感と、研究の過程で鍛えられる科学的なものの見方が医師としての質を自ずと高いものとしてくれるでしょう。結果として医学博士の学位を取得できれば、医師としての将来へ大いなる自信になるものと思います。

今後とも多くの症例のご紹介をお願い致します。また、意識を高く持ってわれわれの教室のメンバーとなる若手の先生方を待っています。