奨学金関係

奨学金制度

奨学金制度には,向学心があるにもかかわらず,経済的な理由によって修学が困難となった学生が,安心して学生生活が送れるよう経済的に援助するための奨学金と,成績が優秀な学生に給付される褒賞的な奨学金があります。
 経済状況の低迷は学生生活にも影響を及ぼし,経済的援助を必要とする学生が増加傾向にあります。また,現在の経済状態が継続すれば,現行の給付・貸与額を確保することが難しくなることも予想されます。
 本学部は,こうしたことを想定して奨学金制度の在り方とその改善策について検討を行っていますが,さらに経済的援助を必要とする学生には,『国の教育ローン』や『教育ローン』などの情報を提供しています。
 奨学金について詳しく知りたい場合や家庭の経済状況が急変した場合は,学生課に相談してください。なお,学内奨学金・日本学生支援機構奨学金の募集通知は,毎年4~5月頃に学生課掲示板に掲示します。

1.日本大学の奨学金

(1)日本大学校友会(奨学金付教育ローン)奨学金

日本大学校友会の準会員を対象とした奨学金です。指定の金融機関と教育ローン契約を締結し,在学中の元金返済の据え置きを可能とし,その間の利子相当額を校友会が奨学金として給付する制度です。申請にあたっては,大学が選考の上,さらに金融機関の審査があります。

(2)日本大学事業部奨学金

学費の支弁が困難で学業成績優秀で人物が優れた学部生に貸与します。

(3)日本大学創立130周年記念奨学金(第1種)

「日本大学創立130周年記念奨学金」は,学業成績が優秀であるにもかかわらず経済的理由によって,日本大学への進学を断念せざるを得ない受験生を対象としています。

日本大学の奨学金
名称 内容・資格 対象 種別 金額 人数
日本大学特待生 学業成績・人物ともに優秀な者 学部2年次以上給付 甲種:授業料1年分相当額の半額+図書費12万円 1名
乙種:授業料1年分相当額の半額 5名
日本大学古田奨学金 本学の興隆発展に寄与された故古田重二良先生の功績を顕彰して設置され,学業及び人物ともに優秀で,健康な者 大学院生 給付 20万円 1名
日本大学ロバート・F・ケネディ奨学金 故ロバート・F・ケネディ米国司法長官が寄付した基金をもとに設置され,学業及び人物ともに優秀で,健康な者 大学院生 給付 20万円 1名
日本大学創立130周年記念
奨学金(第2種)
経済的理由により学費等の支弁が困難であり,修学意志が堅固で優秀な資質を持っている者 学部生 給付 30万円 2名
日本大学校友会奨学金
(奨学金付教育ローン)
校友会の準会員で,人物に優れ,経済的理由により学業継続が困難な者(もしくは父母等)が,本学指定の金融機関と教育ローン契約を締結し,利子相当額を校友会が給付することにより,在学中の元金返済を据え置く 大学院生
学部生
給付 在学中の利子相当額

※人数は令和4年度実績です。

2.医学部の奨学金

(1)医学部土岐奨学金

故土岐勝人先生(医学部第1回卒業生)から寄贈された基金を運用して,学業成績・人物が優れている者に年額20万円を給付します。

(2)医学部永澤奨学金

故永澤 滋先生(医学部第1回卒業生)の業績を顕彰するため同窓会から寄贈された基金を運用して,学業成績・人物が優れている者に年額20万円を給付します。

(3)医学部特定医療奨学金

小児医療,周産期医療,救急医療に従事する医師を志す学生(5・6年生)に対し,月額5万円を貸与します。

(4)医学部同窓会60周年記念医学奨学金

医学部同窓会から寄贈された基金を運用して,学業成績・人物が優れている者,又は向学心があるにもかかわらず,入学後第一保証人の事故等により学業の継続が困難になっている者に給付します。

医学部奨学金
名称 内容・資格 対象 種別 金額 人数
医学部特定医療奨学金 学業及び人物が優秀で,臨床研修後,医学部付属病院で特定医療(小児科・産科・救急科など)の医師を志す意思が強固な者 学部5,6年次 貸与(返還免除あり) 月額5万 1名
医学部土岐奨学金 故土岐勝人先生が寄与した基金をもとに設置され,学業及び人物が優秀な者 大学院生
学部2年次以上
給付 20万円
1名
医学部永澤奨学金 故永澤滋先生の功績を顕彰して医学部同窓会が寄付した基金をもとに設置され,学業及び人物が優秀な者 学部2年次以上 給付 20万円
医学部同窓会60周年記念
医学奨励金
医学部同窓会が寄付した基金をもとに設置され,学業及び人物ともに優秀な者 入学後第一保証人の事故等により経済的に修学困難な者 給付 30万円 1名
医学部同窓会就学奨学金 医学部同窓会が寄付した基金をもとに設置され,不測の事態により学費等の支弁が困難であり,学業及び人物がともに優れている者 学部5,6年次 貸与 学費相当額
医学部同窓会が寄付した基金をもとに設置され,学部提携の教育ローンを利用し,かつ経済的理由により学費等の支弁が困難であり,学業及び人物が優れている者 学部5,6年次 給付 在学中の利子相当額

※人数は令和4年度実績です。

3. 日本学生支援機構奨学金

独立行政法人日本学生支援機構(以下「機構」という。)は,教育の機会均等に寄与するために学資の貸与及び支給その他学生等(大学及び高等専門学校の学生並びに専修学校の専門課程の生徒をいう。以下同じ。)の修学の援助を行い,大学等(大学,高等専門学校及び専門課程を置く専修学校をいう。以下同じ。)が学生等に対して行う修学,進路選択その他の事項に関する相談及び指導について支援を行うとともに,留学生交流(外国人留学生の受入れ及び外国への留学生の派遣をいう。以下同じ。)の推進を図るための事業を行うことにより,我が国の大学等において学ぶ学生等に対する適切な修学の環境を整備し,もって次代の社会を担う豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成に資するとともに,国際相互理解の増進に寄与することを目的とする。
(独立行政法人日本学生支援機構法 第三条より)
(日本学生支援機構 https://www.jasso.go.jp/shogakukin/

(1)貸与奨学金

経済的理由により修学に困難がある優れた学生等に対し,月額最大22.4万円が貸与されます。奨学金貸与終了後は,返還の義務が生じ,毎月決められた金額を返還します。

予約進学者へ(進学届の提出)

進学後,学校に「採用候補者決定通知【進学先提出用】」を提出し,学校固有の識別番号を受け取り,インターネットによる進学届を提出することが必要です。 必ず学校の定める期限までに手続きを行ってください。手続きを期限までに行わなければ,奨学金を辞退したものとみなされます。

(2)給付奨学金

経済的理由により修学に困難がある意欲と能力のある学生に対し,月額最大7.58万円が給付されます。貸与奨学金と違い,原則として返還義務はありませんが,採用にあたっては家計基準等(※)の選考審査があります。また,給付奨学金の支給対象となる学生は,授業料の減免も同時に受けることができます。
(※家計基準について)
給付奨学金の支援を受けるためには,一定の家計基準に該当している必要があります。該当の有無については日本学生支援機構ホームページに掲載されている「進学資金シミュレーター」( https://shogakukin-simulator.jasso.go.jp/ )にて確認ができます。

日本学生支援機構奨学金
名称 選考基準 対象 種別 金額 人数
日本学生支援機構奨学金 人物・学力・家計の基準を満たしている者 大学院生
学部生
貸与 第一種奨学金(無利子)
・自宅通学   5.4万,4万,3万,2万
・自宅外通学 6.4万,5万,4万,3万,2万

30名
第二種奨学金(有利子)
2万~12万の間で1万単位で選択
67名
学力・家計基準を満たしている者 学部生 給付

家計状況によって給付奨学金額が異なります。また,給付奨学金と第一種奨学金を併せて利用する場合,第一種奨学金の貸与月額が制限されます。

<一例>
区分 自宅通学 自宅外通学
第Ⅰ区分 38,300円 75,800円
第Ⅱ区分 25,600円 50,600円
第Ⅲ区分 12,800円 25,300円
※詳しくは,日本学生支援機構HPをご確認ください。
7名

※人数は令和4年度実績です。

4.地方公共団体・民間育英団体奨学金

募集の時期は4~5月が最も多く,大学に募集の依頼があったものついては,学生課カウンターで供覧できます。
詳細はこちら(ポータルサイトに移動します)

新潟県医師養成修学資金貸与制度
「重点コース(日本大学医学部新潟県地域枠選抜入学生枠)」
要件新潟県地域枠選抜の入学者
貸与額貸与開始月110万円,以降月額50万円
6年間総額:3,660万円
対象者2名(2023年度の人数を参考として記載)
茨城県地域医療医師修学資金貸与制度
要件茨城県地域枠選抜の入学者
貸与額月額25万円
6年間総額:1,800万円
対象者3名(2023年度の人数を参考として記載)
静岡県医学修学研修資金制度
要件静岡県地域枠選抜の入学者
貸与額月額20万円
6年間総額:1,440万円
対象者3名(2023年度の人数を参考として記載)
埼玉県医師育成奨学金(指定大学奨学金)制度
要件埼玉県地域枠選抜の入学者
貸与額月額20万円
6年間総額:1,440万円
対象者5名(2023年度の人数を参考として記載)
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