腫瘍病理学分野

病理学は、研究と診療を結ぶ中継地としての役割を動的かつ機能的に果たすことで発展すると考えています。病理組織の観察は、身体内で生じている分子的事象そのものを視ることであり、形態と機能の統合的理解を可能にします。当分野では、診療から生じるリサーチクエスチョンを解決するための研究を目指しています。

  • ホルモン非依存性乳癌の細胞増殖はどのように制御されているか?
  • 乳腺アポクリン癌の細胞増殖はどのように制御されているか?
  • 乳腺小葉癌、乳管癌は異なる細胞から発生する腫瘍か?
  • 組織型の異なる腫瘍の発生は、単一細胞の癌化によるものか?
  • 肺癌の分子標的薬剤に対する奏効性あるいは薬剤耐性はどのような機序によるのか?
  • 癌細胞における糖鎖発現の分子生物学的意義は?
  • 小児腫瘍の効果的治療のためにできることは何か?
  • 病理診断の質的精度を向上させるにはどのような仕組みがあればよいのか?

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