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先輩医局員
メッセージ

K.W先生 2021年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

学生の授業の時に初めて興味を持ちました。耳・鼻・のど・頭頸部など様々な部位の診療ができるからです。
耳鼻咽喉科の学生実習も楽しかった印象が残っています。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

耳鼻科入局4年目、後期研修医です。主な仕事は大きく分けて①病棟業務、②外来、③手術などです。
入局したばかりと比べて仕事に慣れてきたこともあり少し余裕ができてきましたが、まだまだ出来ないことが多いと実感しています。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

耳鼻咽喉科は、五感のうち聴覚・味覚・嗅覚に関わっており、日常生活に密接した診療科であると思います。
そのため治療により症状が改善した時に患者さんの満足度が高く、そこが魅力であると考えています。
また、耳鼻咽喉科は外科であるため一般的な外科手技も身に着けることができます。

理想とする医師像がありましたら教えてください。

人はいつ病気になるかわかりません。医師であっても患者さんの立場になることもあると思います。
患者さんを患者さんとしてだけではなく、一人の他人としても接して対話できるようになりたいと考えています。

N.K先生 2020年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

診療科を選択する上で、治療に対する患者さんの満足度が高く、やりがいのある診療科を選びたいと考えていました。
そこで私が着目したのが五感です。私たちにとって五感は、日常生活において重要な役割を持っていることは言うまでもありません。身体の障害なく生きている人に取っては、五感を失うことを想像することも難しいかもしれません。
しかし、誰しも感覚機能が失われる可能性があります。それを実感したのが、高校生の時に母が突発性難聴で左耳の聴力を失った時でした。ステロイドの点滴を行うため入院加療を行いましたが、聴力は改善せず、その後高圧酸素療法を行いましたが、最終的に左耳は聞こえないまま今に至ります。当初は音の方向感覚を失い、今まで聞こえていたものが聞こえなくなり、気分もふさぎがちになっていました。私自身が聴力を失ったわけではありませんが、身近な人に起こったことで、五感を失うことの恐怖心を感じたことを覚えています。
研修医で診療科を選択する際、その時のことが頭の片隅にあり、耳鼻咽喉頭頸部外科では五感のうち、聴覚、嗅覚、味覚の3つを担っていることに気が付きました。その他にも発声機能や嚥下機能など、日常生活に欠かせない機能を診療することができ、それらに関する疾患を治すことは患者さんの満足度に直結し、自身のやりがいに繋がるのではないかと考え、耳鼻咽喉頭頸部外科を志望しました。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

今年度、専門医を取得し、これからの診療の中核を担う役割だと考えます。また、耳鼻咽喉頭頸部外科の中でも、鼻科領域、耳科領域、頭頸部領域と分野は多岐にわたり、より専門性を深めていく段階にあると考えます。
業務内容は、病棟診療、外来診療、手術となりますが、私は大学院生のため、臨床業務と並行して、研究も行っています。

大学院へ進学された理由はなんでしょうか?

臨床業務を行っていく中で、答えのない問題を経験することは多々あります。しかし、多忙な業務の日々の中で、十分な時間を確保し、物事を深く追求することはなかなか難しいことです。
本来は、問題に直面した際、その事象について文献を調べて知見を深め、仮説を立て、時には失敗を繰り返しながら試行錯誤し、その結果から考察をするプロセスが必要です。この過程や論理の組み立て方を学べるのが、大学院だと考え、進学しました。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

いちばんの魅力は、一診療科の中で多岐にわたる分野を経験できるところです。
耳鼻咽喉科といってもその中には、鼻科領域、耳科領域、頭頸部領域に大きく分かれ、例えば頭頸部領域の中には、癌や音声、嚥下、味覚など、細分化すると数多くの分野に分かれます。診療内容も内科的な診療から、喉頭ファイバーを用いた内視鏡検査、顕微鏡を用いた治療や、外科的な手術加療といった様々な経験ができます。
すでにやりたい分野が決まっている人も、将来何をやりたいか悩んでいる人も、耳鼻咽喉科という診療科は様々な可能性を与えてくれるため、今後の人生の選択肢を多彩に広げてくれることが一番の魅力です。

Y.K先生 2019年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

父が耳鼻咽喉科医として勤務している姿を幼少期より見てきたことから、漠然とした形ですが私も医師を目指しておりました。
初期臨床研修医の際の研修にて、日大耳鼻咽喉科の諸先輩方の熱心な教育や指導を肌で感じ、入局を決心いたしました。
特に鼻や音声・喉頭の手術について研修中に多数入らせていただき、興味を持ったことも一因です。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

耳鼻咽喉科では専門医試験が入局5年目にあります。専門医を取得した後は、関連病院で1人で手術(内視鏡下副鼻腔手術や口蓋扁桃摘出術など)を行うこともありました。
今は後輩が増えてきたこともあり、後輩の手術の助手を受け持つことが増えてきております。
外来でも自らが担当日の一番上になることもあり、後輩への指導を行うこともあります。指導の際は自らが正しい知識と技術を要していることが必要であり、自分自身への勉強にもなります。
鼻については多数の手術を行ったこと、顔面神経麻痺については論文を書かせて頂いたこともあり、
特により深く研鑽を積みたい分野です。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

一外科診療科として、外科的手術ばかりでなく、咽喉頭炎や副鼻腔炎やアレルギーなどの内科的診療、また各腫瘍における全身管理、咽頭異物や鼻出血などの救急対応、と様々な経験を積むことができます。
その中でも日大耳鼻咽喉科は、頭頸部外科・耳・鼻・咽喉頭を万遍なく基礎から学ぶことができる点です。将来的に専門とする(専門としたい)領域があったとしても、まず耳鼻咽喉科全体的なことを学ぶことができるので、土台のしっかりした耳鼻咽喉科医になれます。入局して早い段階で外来を受け持つことになり、正常な所見も数多く診察することができますので、基礎がしっかり築けます。
外来を担当することで責任を持つことへの不安もあるでしょうが、同時に一臨床医としても自覚を促すこともできますし、先輩のフォローも当科は手厚いですよ。

今までの臨床現場や研究活動において、一番の思い出はなんでしょうか

夜間の気道緊急症例に対し、自身と(他科の)医師とで気管切開を施行したとき、自らが主導となり手術を行いましたが、無事に終了したときの安堵感は一入(ひとしお)でした。

M.Y先生 2018年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

研修医のときに初めて入った手術が耳鼻科の手術でした。
耳鼻科が手術をしていることも初めて知りましたし、手術って面白いと感じ、絶対外科医になろうと思いました。
また、子どもも扱う科がいいなと感じたこともありました。研修医の二年間だけでは正直何科になるか最後まで決めきれなくて相当悩みましたが、科としての特性、自分のプライベート、女性としての人生も総合的に考えて耳鼻科に決めました。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

現在はネーベンとして日々外来や病棟診療、手術等に携わっています。
ポリクリさんへの指導も外来の一貫で担うことがあります。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力は、内科もできて外科もできること、対象患者はゆりかごから墓場まで。
人生彩る五感を多く扱う科で、機能改善外科としても活躍できるところに強く惹かれました。
外来においても自分で検査を組んで自分で処置して、自分で治療した!とやりがいを感じれる場面がたくさんあります。

今までの臨床現場や研究活動において、一番の思い出はなんでしょうか

自分で行った手術の結果、患者さんの声が出るようになったり、鼻呼吸できなかった人ができるようになったりしたことです。
また、専門医取得前の学年をクローズアップした耳鼻科の公式動画に出られたこともいい思い出です。

理想とする医師像がありましたら教えてください。

常に患者さんの日常に寄り添い、検査や処置や投薬だけでなく、”この先生と話したから大丈夫、この先生に診てもらったから大丈夫”と思ってもらえるような知識と経験と人格を兼ね備えた医師になりたい。
同時に母親でもあるので子どもの気持ち、母親の気持ちがわかる診療もしていきたい。
プライベートも全力で楽しみたい!
無理をせず、すべて妥協しない!
そんな医師を目指して日々精進しています。

S.T先生 2018年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

分野が明確に分かれているあまりメジャーではない科を志望していました。
初期研修医時代にいくつかの科をまわって行くうちに、幅広い分野に対応できる耳鼻咽喉科に惹かれ、最終的に当科を志望しました。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

今は大学院に所属しています。日々の病棟業務や外来診療、手術の合間に研究を進めています。

大学院へ進学された理由はなんでしょうか?

博士号取得を考えていました。在学中も病院での勤務が可能であり、経済的な負担が少なかったことも理由の一つです。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

幅広い内科と外科的な知識と技術が身につくことでしょうか。
また耳鼻咽喉科の領域上、大学病院勤務、市中病院勤務や、開業もでき、将来的に幅広い選択肢があることも大きな魅力です。

今までの臨床現場や研究活動において、心に残った思い出はありますか?

耳管に関する研究でしょうか。

理想とする医師像がありましたら教えてください。

常に耳鼻科領域の知識、技術の向上を目指し、周りに良い意味で影響を及ぼす存在でありたいと思っています。
また、担当患者を責任をもってフォローする医師であり続けたいですね。

M.I先生 2016年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

大きな手術など外科的な疾患から内科的なことまで幅広く、また機能改善に携わることができる点で興味があり、研修医時代に先輩方がフレンドリーに接してくださり指導いただいたことで、強く志望しました。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

病棟診療や、外来、専門外来を行っています。

大学院へ進学された理由はなんでしょうか

尊敬している先輩が行っている研究報告を見て、自分も将来臨床に生かせる研究をやってみたいと思い進学しました。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

志望した理由でも書きましたが、外科的な疾患から内科的なことまで幅広く、また機能改善に携わることができる点です。

S先生 2016年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

耳鼻咽喉科は、将来性があると思ったからです。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

現在はおもに診療を行っています。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

耳鼻咽喉科は、外科的なものだけでなく内科的なものもあり、また扱う器官も幅広くあり、自分の好きな領域を見つけられるのではないでしょうか。
将来的には大学病院など総合病院で働くもいいですし、また、開業する先生も多く、働き方にも幅があると思います。

Y.K先生 2013年入局

耳鼻咽喉頭頸部外科学分野を志望した理由を教えてください。

もともとは整形外科医になりたくて医師を目指しましたが、5年生の臨床実習で整形外科をまわった際、持っていたイメージと違ったので、耳鼻科にも興味を持ちました。
父親が耳鼻咽喉科医だったことも大きな理由です。

現在の医局でのポジション、役割、仕事内容について教えてください。

現在の仕事内容ですが、耳科手術を中心に、中耳・難聴外来などを行っています。
個人的には小児難聴診療にやりがいを感じています。

大学院へ進学された理由はなんでしょうか?

どうせならしっかり勉強して、耳鼻科の中で得意な分野ができれば、大学病院にいる意味があると思ったから。

耳鼻咽喉科のいちばんの魅力はなんでしょうか?

いちばんの魅力は、手術が好きなら手術ができる。これに尽きます。
もちろん手術が苦手でも、外来で自分のスキルを活かせる場があることです。

今までの臨床現場や研究活動において、一番の思い出はなんでしょうか

人工内耳手術を行った患者さんの、聞こえたときのリアクションが毎回うれしいですね。
あと、パリの学会に行き発表をしたことも印象に残っています。

理想とする医師像がありましたら教えてください。

今は東京医療センターにいらっしゃる加我君孝先生です。
理由はどんなときでも患者さんを第一に考え、臨床・研究を行っている素晴らしい先生だと思います。