ホーム > 研修のご案内 > 勉強会・症例カンファレンス

勉強会・症例カンファレンス

更新日 : 2023. 2. 16

当教室では,高水準の臨床と充実した研修を両立するために, 以下の研修をサポートするシステムを準備しています。

1. 教授回診・病棟カンファレンス

毎週月曜日の午後に教授回診が行われます。新入院患者について,若手主治医が症例呈示し,臨床的問題点や治療計画について討論します。次に入院中の患者について, 難治症例や学問的に興味深い症例を中心に経過を確認し, 必要に応じて方針の修正を行います。引き続き,病棟のラウンドを行います(現在は, 新型コロナウイルス感染症対策として個別に行っています)。さらに,退院症例の検討会および病棟カンファレンスでは,入院中の治療経過を再確認し, 退院後の治療方針について議論を行います。 このように教授回診・病棟カンファレンスでは,実際の診察や検査所見に基づき診断や治療方針について徹底的に議論します。議論のなかで専門医としての診療方針の決定法について学びます。

2. 症例検討会・抄読会

医局風景

毎週月曜の昼から症例検討会・抄読会を行っています。症例検討会では,医局員が持ち回りで病棟あるいは出張先で経験した症例について呈示し,熱心な議論が行われます。学会発表などで役に立つ症例呈示の方法, および多面的な臨床の視点を学びます。臨床的意義の高い症例は,症例報告として論文投稿することになります。抄読会では,臨床の中で興味を持ったテーマについて最新の論文を紹介し,知識の共有化をはかります。最新の興味深い知見については総説論文としてまとめるよう指導します。


3. クルズス

医局風景

精神科医として臨床で活躍する上で必要な基礎を固めるために,入局後2ヶ月間,上級医が主催する勉強会で集中的に研修します。疑問点が生じた際は, 気軽に質問することもできるようなアットホームな雰囲気の勉強会です。これによって精神科臨床で核となる基本事項,当直業務に必要な救急時の対応を学べます。クルズス終了後も継続して上級医からレクチャーを受けることができます。