日本大学医学部内科学系 腎臓高血圧内分泌内科学分野の紹介ページです。
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ご挨拶主任教授よりご挨拶

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主任教授
阿部 雅紀(あべ まさのり MASANORI ABE)

この度、平成28年5月1日付けで日本大学医学部内科学系腎臓高血圧内分泌内科学分野の主任教授に就任致しました。当教室は第二内科から始まり、大島研三名誉教授が日本腎臓学会を創設された、まさにわが国の腎臓内科学の発祥の地であります。その後、波多野道信教授、松本紘一教授へと引き継がれた伝統と歴史のある教室であり、大変光栄に思うとともに、さらに飛躍させたいと考えています。

診療については、「腎臓高血圧内分泌内科」の教室の名称通り、腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、高血圧、内分泌疾患、血液透析、腹膜透析、アフェレーシス、急性血液浄化療法に至るまで、極めて広範囲でありますが、全ての領域をカバーしています。臨床研究においても、糖尿病性腎症をはじめとした慢性腎臓病、高血圧、血液浄化療法など臨床重要課題に対するエビデンスを創出し、世界に向けて発信しています。

われわれの領域は、腎炎、ネフローゼ症候群など腎生検が必要な腎疾患から、循環器疾患、電解質異常、膠原病、血液疾患など、診断・治療には内科学全般に渡る疾患の知識が必要な領域です。腎臓内科はとかく難しいと思われがちですが、わかりやすい腎臓内科教育を心がけており、学生教育・卒後教育の充実に加え、 高度な診療・臨床研究を推進することにより、良き臨床医そして優秀な腎臓内科医の育成を目指しています。

当教室は、血液透析と腹膜透析に加え、急性血液浄化治療、血漿交換など、他では学べない特殊で高度な医療も多く学ぶことが可能です。地域における高度な診療を担うとともに、次世代を担う優秀な腎臓内科医を育成したいと考えております。また、臨床研究から得られたエビデンスや基礎研究から得られた新たな治療法を世界に向けて発信するという大学としての使命を果たしていく所存です。教室員とともに、未来に向かって歩んでいきたいと思います。
これからも末永く宜しくお願い申し上げます。

2016年7月吉日