入学当初は、慣れない東京での一人暮らしとこれまでとは全く違う看護の勉強に順応するのに精一杯でしたが、同じ夢を追う仲間と励ましあいながら生活してきました。男子は人数 が少ないですが、その分同級生との仲の良さはもちろん、先輩方とのつながりも強く、授業のノートを見せてくださったり、「最近どう?」と気さくに話しかけてくださったりと、過ごしやすい 環境を作っていただきました。一年生から病院での基礎看護学実習があるので、正しい知識と正確な援助方法を学びます。難しい内容も多いですが、先生方のわかりやすい講義と技術指導に加えて、講義外でも快く質問に答えて頂いたおかげで充実した学びができました。私が実習に行く予定であった病棟が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、実際の患者さんに援助することはできませんでした。代わりに行った学内実習では、自分の考えた通りの援助ができなかったこともありました。二年生での病院実習に向けて気を引き締めなければいけない思う次第です。
一年間過ごしてみて、毎日の学習の大切さと疑問をそのままにせず先生に質問し、解決することが重要であると感じました。
2年生では1年生で学んだ基礎知識を土台とした専門分野について学習する学年です。臨地実習も始まり実際に患者さんに対して看護をしていきます。
基礎看護学実習Ⅱでは、身体的・精神的・社会的側面への影響を考えながら看護過程の展開を行いました。私が受け持たせていただいた患者さんは、食欲低下があり、更に活動性も低下していたことから、食事と活動増加に対する看護計画を立案しました。食事環境を自ら整えることの提案や、ベッド上ではなく車椅子での食事を促しました。患者さんと一緒に行い、食欲増進だけでなく活動に対する意欲も向上することが出来ました。自分の関わりで患者さんが回復していくことを実際に感じられ、とてもやりがいを感じることができました。この経験をもとに、患者さんを中心とした看護ができるよう知識や技術をさらに高めていきたいです。
学校生活では、勉強や実習が大変だと感じる時もありますがリフレッシュをしながら同じ看護師という夢を持った友達と支え合い楽しく充実した日々を送っています。
私達は、新型コロナウイルスの影響で学校生活がオンライン授業から始まったため、当初は先行きが見えないことへの不安がありました。しかし、先生方の手厚いサポートにより、医療・看護について充実した環境で学びを深めることができました。臨地実習では、透析を導入する方を受け持たせていただきました。血圧や体重の自己管理ができるように、血圧手帳に体重や飲水量などを記載するよう提案し看護をした結果、習慣化してもらうことができました。実習を通して、患者さんの状態が改善されていく姿を見ることができ、常に最善の看護が提供できるようになりたいという思いで、日々勉学に励むことができました。また、臨地実習後に解剖見学実習を再度行いました。これまでの復習となり、国家試験の学習につなげることができました。私は、ハンドメイドアクセサリーという趣味でストレス軽減を図り、息抜きをすることで実習と勉強の両立を図ってきました。また、同級生と悩みを共有することで、互いに助け合いながら様々な困難を乗り越えることができたと思います。この3年間を通して、今後就職してからも助け合うことのできる最高の仲間に出会えました。
病気を抱えている祖母と暮らしていた経験から「人の心に寄り添える思いやりのある看護師になりたい。」という夢を抱き日大看護に進学しました。病院実習で親身になってくださる先生方や指導者さんを通して学んだことは「対象に合わせ考えたことを実行できる力」です。多くの患者さんと関わる看護師の仕事は対象に合わせることが必要となります。様々な状況に対応することが求められる医療現場で、多くのことを考え、対象に寄り添いながら行動できる実践力は、就職してからも患者さんとの関わりに活かされおり、一緒に働くスタッフや看護学生と関わりにも役立っています。また、3年間の学校生活の中で苦楽を共にした仲間の存在は看護師になった今も大きなもので、決して楽なことばかりではない看護師を続けていく上での原動力になっています。日大看護で得た学び、経験、人との出会いは今の私を支えてくれています。
高校3年生の時、国家資格が欲しいという漠然とした考えから看護学校への進学を決めました。 学生の時のことを振り返ると、臨地実習が大変だったという印象が強く残っています。 看護には個別性が大切と分かっていても上手くいかないこともありました。しかし、患者さんの話をたくさん聞くことを大切にしてきました。その経験から、患者さんをありのまま受け入れ寄り添える看護師になりたいと思うようになりました。 実際に看護師として働いていく中で、同じ疾患でも生活・社会的背景によって個別性があることを実感し、同僚や多職種と協力して退院支援を積極的に行っています。今では患者さんに寄り添う看護にやりがいを感じるようになりました。 今まで学んだことを新人教育や学生の実習担当の場で活かして一緒に考え行動できるように意識しています。 男子学生は人数が少なく、社会経験のある学生もいて年齢も様々で、みんな個性的だったけれど、それぞれ得意なことで助け合って乗り越えることができました。今でも連絡を取り合って、愚痴を言い合ったり、情報共有したりするいい仲間です。