日本大学医学部 病態病理学系 腫瘍病理学分野

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日本大学医学部 病態病理学系
腫瘍病理学分野

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主任教授ご挨拶

主任教授 増田しのぶ

 腫瘍病理学分野では、医学部の使命である診療、研究、教育について、以下のような抱負のもとに活動を行っています。第一に、"病理診断は治療のために"と考えています。治療を行うか否か、どのような治療を行うか、を判断する鍵としての病理診断の意義を肝に銘じてまいりたいと考えます。第二に、"研究は患者のために"と考えます。昨今、短期的な成果を求める社会情勢にありますが、研究成果は必ずしもすぐに現れるものではありません。しかしながら、枝葉末節の方法論に終始することなく、最終的な到達点として、社会に還元できるような研究課題、リサーチクエスチョンに取り組んでいきたいと考えます。また、第三に"教えるとは、ともに希望を語ること"と考えております。古くから知られているこの言葉は、自分が受けた教育を振り返った時に脳裏に浮かんだものです。希望にむかって主体的に学ぶものを支援する、そのような教育を目指しています。

 腫瘍の発生機序を学ぶことは、生体がいかに精緻な仕組みによって生かされているのか、その素晴らしさを知ること、健康と疾病の境界線は必ずしも直線ではないと理解すること、疾病の原因は複合的であると認識すること、科学としての医学的知識を社会へ治療として還元すること、でもあります。また、古典的な病理総論的理解においては、腫瘍発生と炎症、感染症、細胞障害などとは独立した病因と捉えられていましたが、現在では、相互に密接に関係していることが明らかになっています。腫瘍という視点から、ひろく病気の診断と治療に関与していきたいと考えています。

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主任教授 増田しのぶ

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