小児科・新生児科
診療内容
小児科では原則として中学卒業までの患者様を診療しています。小児の専門診療を要する場合には出生前の胎児のころから、小児期を過ぎて成人した患者様まで診療することがあります。少産、少子化が叫ばれる一方で、一人一人の子どもたちが抱える健康の問題に小児科医が架け橋となり、各科や心理士などと連携しています。明らかな外科的疾患を除いて、小児であればまず小児科を受診してご相談ください。
小児科で診療している疾患
- 感染症
- 麻疹(はしか),水痘(水ぼうそう),風疹(三日ばしか),インフルエンザ,咽頭炎,扁桃炎,溶連菌感染症,中耳炎,副鼻腔炎,気管支炎,肺炎,胃腸炎,尿路感染症,敗血症,蜂窩織炎
- 循環器疾患
- 先天性心疾患,不整脈,心筋疾患,高血圧症,川崎病,心臓後遺症
- 小児生活習慣病
- 肥満症,高脂血症,メタボリック症候群(内臓脂肪沈着)
- 神経疾患
- てんかん,感染性疾患(髄膜炎,脳炎),変性疾患,発達障害,起立性調節障害
- 腎臓疾患
- 血尿,蛋白尿,急性腎炎,慢性腎炎,ネフローゼ症候群
- 内分泌疾患
- 低身長,糖尿病,甲状腺機能亢進症または低下症,思春期早発症
- 血液疾患
- 白血病,各種の貧血,血小板減少性紫斑病,血球貪食症候群
- 腫瘍疾患
- 神経芽腫,骨腫瘍,ウイルムス腫瘍,奇形腫
- 新生児疾患
- 早産児、低出生体重児、先天異常症候群、呼吸障害、毋児感染症
注:一部の疾患については千代田区の日本大学病院と連携して診察させていただくことがあります。
小児施設の特徴・特色
- 一般的な小児疾患から高度・先進的専門医療まで,ほぼ全ての分野にわたる小児医療に対応可能
- 総合周産期母子医療センター・スーパー母体救命対応総合周産期母子医療センター指定
- 東京都こども救命搬送事業委託施設
- 日本小児血液・がん学会認定専門医研修施設,骨髄移植推進財団移植認定病院(小児科),日本臍帯血バンクネットワーク移植医療機関登録施設(小児科)、がん診療連携拠点病院、厚生労働省科学研究費による小児がん長期フォローアップ拠点モデル病院指定
診療体制
- 午前中の診察では初診の患者さん,急性疾患の患者さんなどあらゆる分野の小児科疾患に対応いたします。予約制にはしておりません。
- 外来担当医は全員日本小児科学会専門医の資格をもっています。
- 午後の予約外患者さんは,原則として救急外来で診察させていただきます。
- 専門外来は原則として予約制です。初診時に次回からの専門診療予約をします。
- 救急診療に対しては,24時間対応しています。夜間・休日とも2〜3名の小児科当直医で対応しています。(まずお電話で診察可能か御相談下さい)
- 入院は24時間体制で可能です。
- 他院から転院のご希望の方は,必ず経過に関する紹介状をいただいて,事前にご連絡下さい。
- ご家族の希望により24時間面会可能・付き添い可能な体制を整えています。
その他
- 予防接種は,一部自費診療で行っています。予約が必要です。
- 乳児検診は自費診療として行っています。予約が必要です。
- 外来受診時に,発疹やインフルエンザの疑いなど,ほかの患者さんへの感染の可能性が強いと思われる方は受付にお申し出下さい。
- 頭蓋変形外来での治療は,保険適用外のヘルメットを使用するため,治療費用は患者さんの個人負担となります。
- 大学附属病院であり,厚生労働省認定臨床研修指定病院であるため,診療には指導医の監督のもとに,医学部臨床実習生,臨床研修医が参加することがあります。