日本大学医学部医学生涯教育センター  
 
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THE POWER OF NU DOCTORS
最高の心臓血管外科チームを母校で作る 加齢黄斑変性の診断・治療 高度救急医療(世界トップクラス) 肝尾状葉単独全切除術 プロリンメッシュを用いた新しい骨盤臓器脱修復術 「難治性小児がん」への集力的治療 「みんなで楽しく医学を学ぼう」への集力的治療
「難治性小児がん」への集学的治療
   
 


森山 光彦 教授
【略歴】
1981年3月 日本大学医学部卒業
1985年9月 日本大学大学院医学研究科博士課程修了
1993年10月 日本大学医学部第3内科助手
2002年2月 日本大学医学部第3内科専任講師
2003年2月 日本大学医学部第3内科助教授
2007年4月 日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野 主任教授
【専門分野】
消化器・肝臓病学、特にウイルス肝炎および消化器癌の分子疫学と治療 肝臓病理学、 現在、医学生涯教育センター長を務める。
 
 
Q. 医師を志した理由はなんですか?
A. 物心ついた頃より、開業医であった父親の白衣の姿を見て育ち、医師以外の職に就こうと思ったことは一度もない。
   
Q. なぜ消化器内科(当時の第3内科)を専門として選んだか?
A. 特に理由はない。ただ当時の第1内科と第2内科の雰囲気は自分には合わないと感じたので。その後肝炎ウイルス保菌者という差別に苦しむ患者さん方の姿をみて、自分に与えられた使命はウイルス肝炎の撲滅であると考えるにいたり、消化器肝臓内科医の道を選んだ。現在B型肝炎は核酸アナログ製剤により病態のコントロ−ルは可能となり、C型肝炎は来年度より登場する新規抗ウイルス製剤併用療法により、C型肝炎ウイルスは90%が駆除可能となり、30年近く心血を注いできた命題にも終わりが見えてきた。最近は「ヒト染色体の変化にてがん細胞が励起され、各種のがんが発生する」ということを証明して、個人におけるがん発生の予防・予知を確立することを中心に、がん撲滅に心血を注いでいる。
   
Q. 先生にとって日本大学とはどんなところですか?
A.

日本大学医学部の理念は、「優秀なる臨床医を育成できる指導医の育成」であると肝に銘じている。医学・理学・心理学・社会適応性をもすべて包括して、研修医および専修医を指導することができる医師を育成すること、そして日大が指導医を育成しうる環境にあることを誇りに思っている。学会にて師匠の一人である東大教授より、「日大は体育会系で体力勝負だな」と言っていただいた。1995年頃松村助教と2人で約1000例の凍結保存血清よりRNAを抽出してPCRをかけて、臨床デ−タと照合した結果を報告したときである。ノイエスを発表・報告することは研究者の栄誉だ。しかし、その内容を吟味して多数例の検討を行い、その結果を臨床の場に持ち込み、医学界に啓発することは何らノイエスに劣ることとは思っておらず、むしろ誇りに思っている。日大板橋病院の二次医療圏である豊島・練馬・板橋・北区の人口は静岡県の人口を上回り、一日2500名前後の外来患者数を有する板橋病院では、多数例の臨床研究とその検体を用いた基礎研究が可能であるとともに、その研究結果を啓発することができる日本有数の施設であることを誇りに思う。最先端の技術の習得のみならず、研究を追考するための論理的な発想の開拓を若い医師に行うことは大学病院の使命と考えるが、本学にはその資質が大いにあると感じている。

   
  医学生・研修医へのメッセ−ジ
 

 父は高齢になった今も患者を診ている。何人もの患者さん方が父を訪ねてくる。そこには医療過疎となった田舎の事情はあるにせよ、医師としての使命を見せつけられているような気がする。また、開業医であった叔父の葬式で見た光景も忘れられない。出棺の際に患者さん方が棺を撫でながら、「どうして自分より先に逝かれたか」と問いかける姿を見た。日本の医師には定年という規則はない。医師の定年は、訪れる患者さん方が決めるものであり、体が衰え診察ができなくなるまで、患者さん方が信頼して訪れてくれるような医師の育成が私の目標である。臨床医を目指す諸君には、このようなメッセ−ジを持っている医局があることを忘れないでいただきたい。
 大学が、あるいは医局が自分に何をしてくれるのか? を問うのではなく、自分が、大学に、医局に、そして病める方々に、今、何ができるのか、何を目指すべきかを今一度自問自答して頂きたい。高齢の先生にとってみれば、教授だって鼻たれ小僧みたいなものであろう。私も、君たちも医師として発展途上にあり、またその可能性は限りなく我々を待っているのである。
 最後に、消化器内科医は激務である。なぜならば、元来外科の領域であった処置や治療を、消化器内科医が行うようになったからである。例えば、処置だけでも肝がんに対するラジオ波焼灼治療、消化管がんの内視鏡的切除術、内視鏡的ドレナ−ジ術、採石術などが挙げられる。ただし全国的にも消化器内科として、肝・胆・膵、全ての領域の処置と治療を学べる施設は少ない。ぜひ、我が医局にて全身管理と局所制御・管理を学んで頂きたい。

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