診療科の話題

診療科トピックス 消化器外科

  • 肝切除術・生体肝移植・膵頭十二指腸切除術・肝動脈塞栓術・ラジオ波焼灼療法

肝切除術・生体肝移植・膵頭十二指腸切除術・肝動脈塞栓術・ラジオ波焼灼療法

日大消化器外科の肝がん手術件数が全国第1位に!

Photo

2010年2月に公表された「手術数でわかるいい病院2010 (朝日新聞出版)」に全国医療機関の手術件数が掲載され,日大板橋病院は2008年1年間の肝がん手術件数において全国第1位を達成しました。手術数順に上位35位までのデータを示します(表1)。

肝臓がんの手術件数が年間100例を超えるのは全国で日大と東大の2病院のみでした。とくに,がん専門施設である国立がんセンターや癌研有明を当科がしのぐことは特筆すべきと考えます。

当科における肝がん手術件数の年次推移をグラフに示します(図1)。2001年に高山忠利教授が就任してから手術数は順調に増加しており,とくに2006年以降の伸びが著明です。高山教授の肝切除術は出血量が少なく丁寧な手術として有名であり,最近の出血量は平均300mlと極めて少量です。ほとんど輸血を行わず合併症も少ないため術後の在院日数は平均10日と一般消化器手術を凌駕する成績です。

当科の特色として尾状葉肝癌の症例の多いことが挙げられます。尾状葉は肝臓の最深部に位置するため高度な手術技術を要します。尾状葉単独全切除は高位背方切除(高山術式)として確立した術式であり,日本肝胆膵外科学会の高度技能手術のひとつにも指定されています。日本各地から尾状葉肝癌の患者さんが手術を希望されて来院されています。

一方,他の大学病院やがん専門施設において切除不能と判断された患者さんがセカンドオピニオン目的で板橋病院を訪れることも少なくありません。その中で約30%の患者さんでは切除可能であり安全に手術を施行しております。さらに,最近ではスーパードクター(TBSテレビ),スーパーモーニング(テレビ朝日),読売新聞,朝日新聞,週刊現代などマスコミにもしばしば紹介され,北海道から沖縄まで多くの患者さんが来院されています。

Photo

手術数の多さは医師の技量の高さに結びつくと言われており,手術数が多ければ医療の充実や質の向上につながり,患者さんの予後は向上するとも考えられています。教育施設としては良質の外科医を育成する機会にも恵まれています。われわれは今後も質の高い医療を提供していく所存です。

Photo
消化器外科部長・主任教授
高山 忠利

診療科から

高山忠利教授は毎週水曜日の診察です。肝・胆・膵がんの手術と生体肝移植を専門とし,国内トップの実績を誇っています。

患者本位がモットーで,つらい気持ちに優しく応える医療を実践しています。

ページトップ