各部門の紹介

理学療法室

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理学療法室について

心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)、脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)、廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)、運動器リハビリテーション料(Ⅰ)、呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)、がん患者リハビリテーション料又は摂食機能療法の施設基準を取得し、26診療科からの依頼を受けて、リハビリテーションを施行しております。

多くの診療科から様々な疾患のリハビリテーションの依頼を受け、それぞれに相応した治療を行っておりますが、より専門領域に特化した療法士の育成をしており、現在は、日本理学療法士協会認定理学療法士(脳卒中、運動器、内部障害理学療法)、心臓リハビリテーション指導士、3学会合同認定呼吸療法認定士、日本糖尿病療法指導士、日本言語聴覚士協会認定言語聴覚士(摂食・嚥下障害領域、失語・高次脳機能障害領域)、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士等の資格を有した療法士が多職種との連携のもと、より高度なアプローチを行い、患者様のニードに応えるよう日々努力しております。

理学療法部門

心大血管疾患

写真狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患、開心術後、大血管術後、心不全患者が対象としています。運動療法では、有酸素性運動を中心にレジスタンストレーニングを取り入れながら、ADL再獲得、運動耐用能の改善を目指します。超急性期病院に携わるスタッフとして、身体機能面だけでなく、再発防止や生命予後、QOLなどの長期的で包括的な視点に立ち、多種多様なニードに応えられるよう、更なる心臓リハビリテーションの構築・発展を目指しています。

中枢神経疾患

当院は東京都脳卒中急性期医療機関に指定されており、救命救急センター、脳神経外科又は神経内科を中心に、多くの中枢疾患を対象としています。精神機能・身体機能・動作能力を把握し、入院期間内の到達点を想定することで、自宅退院の可否、転院の必要性の有無、在宅療養環境設備の必要性の有無を判断します。また、医療スタッフによる多職種カンファレンスやご家族との面談を実施し、本人及びご家族のご希望に沿った方針を立て、包括的な支援が可能となるよう努めています。

整形外科疾患

脊柱管狭窄症や頸椎症性脊髄症などの脊柱・脊髄疾患、変形性関節疾患や関節リウマチなどによる関節疾患、靭帯損傷や半月板損傷などのスポーツ等によって受傷した疾患、大腿骨頚部骨折や脊椎圧迫骨折などの受傷後や、骨軟部腫瘍、小児整形外科など多岐にわたる疾患を対象としています。運動療法は、合併症に注意し、個々の患者様の痛みや状態に合わせて、より早期に離床し、日常生活での活動量の増大を図るとともに、退院後の社会復帰だけでなくQOLの向上を目指し取り組んでいます。

新生児集中治療室(NICU)

未熟児、早産児、仮死で生まれた児、妊娠検診で胎児に異常があるとみられた児等、様々な問題をもつハイリスク新生児は、発育・発達過程において何らかの、問題が生じる可能性があり、経過観察や発達支援が必要とされています。個別的なニーズを支援するため、調整された環境とケアの過程を提供に取り組むために、姿勢や発達・行動等の評価を行ない、ポジショニング・呼吸・運動発達促通・家族指導等の個別的な早期介入を実施しています。

作業療法部門

脳卒中急性期

写真 脳卒中ガイドラインでは、急性期からの作業療法の実施が推奨されています。早期から麻痺肢の回復を意識し、ADL・作業活動を利用した麻痺肢の積極的使用を行います。作業療法士が治療の媒介として活用する作業活動は、患者の能動的な活動を促しやすく、またこの能動的な活動は、脳科学の視点からみても効果的に能を賦活化されることが証明されており、機能障害の改善に有益とされています。さらに作業活動の再獲得により、ADLやQOLの向上を促すことができるとされています。

運動器疾患

上肢運動器疾患(骨折、腱板断裂、反復性肩関節脱臼、変形性肩・肘関節症、関節リウマチ等)、手外科疾患(骨折、靭帯損傷、腱損傷、末梢神経損傷、絞扼性神経障害、変形性関節症、拘縮、複合性局所疼痛症候群等)に加え、脊髄損傷や熱傷等に対する術後、保存療法を対象としています。ハンドセラピィという専門分野が確立されており、疾患あるいは損傷によって傷害された手の機能を目指すとともに、「生活する(できる)手(Useful hand)」の獲得を目標としています。対象の疾患・術式や、要望・環境(家庭環境・仕事内容等)等全体を捉え考慮して評価・治療・ゴール設定を行います。

痛み

痛み、特に慢性疼痛の患者に対しては、学際的・集学的治療が望まれています。当院においても「痛みセンター」が開設され、医師(麻酔科、精神科、整形外科、脳神経外科等)、看護師、薬剤師、リハビリ、事務職等のスタッフが集まり定期的にカンファレンスを行っています。慢性疼痛は、身体的側面だけでなく精神心理的側面にも配慮する必要があります。身体的機能面・精神機能面・社会的側面等を総合的に考えたアプローチができる作業療法士の特性を生かせるよう努めています。

言語聴覚療法部門

失語や高次脳機能障害等

写真 脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷による失語症や高次脳機能障害、脳卒中やパーキンソン病等の神経筋疾患による構音障害など、私たちが日常生活を送る上で欠かすことのできない、聞こえや言葉の障害などコミュニケーション障害を主な対象としています。失語症と一口に言ってもその症状は多彩で、一人ひとり呈する症状は異なります。記憶や注意などの高次脳機能も直接的・間接的に言語機能に影響を及ぼすため、症状は更に複雑になります。問題の本質や発現メカニズムを明らかにしていく作業は、高次脳機能障害の臨床の醍醐味と言えるかもしれません。

摂食嚥下障害

食べたり飲んだりすることは、生きていくために欠くことのできない活動であり、大きな楽しみでもあります。摂食嚥下に関わる諸器官の運動機能の向上を図りつつ、姿勢や食事形態など様々な工夫をしながら、安全に経口摂取ができるように配慮しています。久しぶりに食べ物を口にした患者様に「ああ、おいしい」と喜んで頂けることは、言語聴覚士にとっても大きな喜びとなります。また、当院ではNICU・GCUの乳児の哺乳練習も行っています。摂食嚥下が困難にならないよう、適切な感覚-運動刺激を入力し、口腔感覚過敏の予防、口腔器官の運動機能の発達促通を図っています。

理学療法室スタッフ(平成29年8月現在)

理学療法士
15名
作業療法士
3名
言語聴覚士
3名
総員
21名
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