救急案内

がん診療について(がん診療連携拠点病院)

よくあるご質問

患者さん・ご家族から
医療機関から
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がんの検査を受けたい
Q

家系にがんの人がいるので,子宮がんと乳がんの検診を受けてみようと思います。どこにどのようにかかったらよいでしょうか?

A
イラスト

すすんで検診を受けられる貴重なこの機会を,今後の健康管理にぜひご活用なさってください。特に自覚症状のない場合は,地域で行っているがん検診をご利用になるのも良いでしょう。

検診では健康保険は使えませんが,健康保険組合によっては費用を助成する制度を使える場合があります。一度ご加入の健康保険組合にご確認されるとよいでしょう。

なお自覚症状のある場合保険診療となり,子宮がん検査は婦人科乳がん検査は乳腺内分泌外科で診療いたします。それぞれの窓口負担額(3割負担)のおおよその目安(紹介状持参ではない方)は,子宮がん検査は約8,000円,乳がん検査は約7,000円位となります。以上を参考にぜひご検討ください。

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がんの診断をうけた
Q

がんと宣告され,頭の中が真っ白です。医師から手術をすすめられ,次回の診察までよく考えるように言われました。手術は怖いので受けたくないのですが,初めてのことばかりで,何からどう考えてよいのか,わかりません。

A

がんと宣告されて,さぞ驚かれたことでしょう。手術が怖いのも無理もないことと思います。でもこうして勇気を出してご相談されたことは,これから始める治療の大切な第一歩です。

少し気持ちが落ちついたら,医師から聞かれたご病気と治療の説明について,ご一緒によく考えてみましょう。説明で意味の分からないことご質問心配や不安なこと,あなたの生活あなたの生き方考え方などをおうかがいしながら,相談者ご自身で考え意思決定をされるお手伝いを,私たち相談員がさせていただきます。どんなことでも結構です。あなたの今の胸の内を,どうぞ率直にお話ください。

イメージ写真
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セカンドオピニオンについて
Q イラスト

主人の肺がんの治療について,主治医から「セカンドオピニオンを受けるのなら,紹介状を書きます」とお話があり,日大病院にかかりたいと思います。紹介状を持って病院に行くのは同じでも,セカンドオピニオンと紹介受診は,違うと聞きました。どう違うのですか?

A

セカンドオピニオンは,病状や治療法に関する主治医以外の医師の意見を参考にするものです。当院のセカンドオピニオン制度は,当院以外の患者さん・ご家族が,ご病気への理解を深め,納得の上治療を受けられるように,医師が専門医の立場から,診療に関する意見を提供し,これを主治医にご報告させていただくものです。

イラスト普通の紹介受診と最も違うところは,診療は行わず,相談後は今の医療機関で診療を継続していただくことです。病院や主治医を変えることが,セカンドオピニオンの目的ではありませんので,基本的にここで新たな検査や入院治療などを行うことはありません。セカンドオピニオン後は,当院の医師の意見を参考に,今の主治医と再度よくご相談していただくことになります。

セカンドオピニオンでは,患者さんの客観的医療情報(紹介状,診療録コピーなど)の事前提出をお願いしています。また,通常の外来診療とは別に,医師ごとに個々に相談時間1回30分の設定で,血液膠原病内科・呼吸器内科・消化器内科・小児科は完全予約制で実施しています。料金は医療保険適応ではなく実費10,500円(税込み)となります。

詳しくはセカンドオピニオンをご参照下さい。

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治療の効果がなくなった
Q

イラスト父は末期のがんで,先日主治医から「もう効く治療法がない」と言われました。残された命はあと数ヶ月位と聞きました。でも父はそれを知りません。このまま何もせずに諦めるなんてできません。本当に治療法がないのか,例えわずかでもいいから何か方法はないものか,藁をもすがる気持ちです。

A

ご病状が進み「もう効く治療法がない」と聞かれて,居ても立ってもいられない,つらいお気持ちですね。何かできることはないかという,ご家族の必死の思いが伝わってきます。がんの進行とお体の状態によって,今までは効果のあった治療も,続けられなくなる時期があります。にわかに受け入れ難い,つらい現実だと思います。

写真 けれど治療法がないという意味は,根治治療が難しくなったということで,緩和治療までもがないという意味ではありません。両方の治療のバランスを見直して,限りある命の力の注ぎ方を,考え直す時期が来ているということかもしれません。

お父さまご自身は,本当はご自分のお体の状態をどう思っていらっしゃるでしょうか?またどうなさりたいと思っていらっしゃるでしょうか?酷な言い方に聞こえるかもしれませんが,この現実はお父さまご自身の人生に起きていることで,ご家族がどんなに思っても,ご本人以外誰も変わることはできません。

今大切なことは,ご本人とご家族が,現在のご病状と治療について現実を受止め,残された時間をご家族と共に,ご本人らしく生きることを,改めてよく考えてみることではないでしょうか。

主治医に,ご本人とご家族の率直な今のお気持ちをお話しし,十分ご相談できるとよいですね。

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温熱療法を受けたい
Q

今までに手術,放射線,化学療法を受けてきて,現在他の病院にかかっています。最近腫瘍マーカーの値が上がり,主治医から新しい抗がん剤の治療を勧められましたが,抗がん剤の副作用に自分の体が耐えられるか,心配です。

イラスト他の方法を探したところ,インターネットで温熱療法のことを知りました。副作用がなく誰にでも合う良い治療法と聞きました。

出来れば主治医には内緒で受けたいのですが,どうしたらよいでしょうか?

A

最近,温熱療法(ハイパーサーミア)に関して,ご相談者様と同様のお問い合わせをお受けすることがあります。患者さんやご家族には,インターネットから容易に様々な情報が得られることは,とても便利な反面,その膨大な情報の中から,何を信じ,何を採用したらよいのか,これもまた,悩ましい問題ではないでしょうか。

温熱療法については「副作用がなく誰にでも合う」という,必ずしも適切ではない情報だけが,独り歩きしてしまっているようで,とても気がかりなところです。

まず,がんの温熱療法(ハイパーサーミア)について少し,ご説明いたします。

温熱療法が導入されてから20年が経ちますが,多くの病院で採用されていたこの治療法が,近年ではわずかの施設のみで行なわれるように変わってきています。これは,現状では温熱療法が,手術,放射線,化学療法に次ぐ,第4の治療法としては不十分と認識されたことによります。したがって,現在行なわれている治療法に,とって変わるのもではない,ということをまず理解していただく必要があります。

イラストまた,温熱療法は局所加温という方式ですので,あくまでも局所の腫瘍に対する治療法であり,全身に広がった腫瘍には無効です。

温熱療法を現在行なう理由は,放射線や抗がん剤によって,抑制が難しい巨大な腫瘍や感受性の低いがんに対する補助的な療法としての併用療法で,効果を発揮することがあるからです。これに関しては,医師の高度の専門知識,経験が必要です。

温熱療法の方法は,加温機器の水枕のような電極で患部をはさみ,その間に10メガヘルツ前後のラジオ波という電磁波を流して,患部に熱を起こしがん細胞を殺傷させます。通常1回の治療に1時間ほど要し,おおよそ1週間に1回3〜4回行って,一連の治療となります。

一方,温熱療法を検討する上で,慎重に考慮していただきたい点がいくつかあります。

温熱療法は局所加温ですが,全身状態に対する影響が強いため,身体の状態が良好でないとできないということです。心臓病,高血圧,糖尿病,腎疾患などがある場合や,今まで受けた手術でステントなどの金属治療器具が体内にある場合,またはがんのある深さや場所,治療中の熱感や痛みなどによっては,この治療ができないことも,よくあります。

ですから,まずこの療法が,その患者さんの適応になるかどうかについての検討が最も重要です。そのためには,今までの治療経過を一番良く知っていらっしゃる,主治医の先生からの紹介状が欠かせません。

主治医に内緒でかかりたいというお気持ちも,わからないではありませんが,やはりまずは,主治医によくご相談の上で,この治療を受けるかどうかについて,よく考えていただくことが大切です。

なお当院放射線科では,諸事情から現在は温熱療法を実施しておりません。あしからずご了承のほどお願いいたします。

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退院の不安
Q

化学療法は限界と言われ,退院を勧められました。一人暮らしですし,痛みと吐き気とお腹の張りが続いていて,家で急に具合が悪くなったら,誰が助けてくれるのでしょう?退院は不安です。

A

つらい病状が続く中,家でお一人で過ごすことは,確かに不安だと思います。入院はご不便なことがあっても,病院にはいつも誰かがいますから安心ですが,家にお一人で具合の悪いときは,誰かの助け,医療面と生活介護面,両方からの助けが必要です。

今はこのようなご病状の,お一人暮らしの方でも,住み慣れた我が家で,不安なく医療を受け,つらい症状を緩和して,ご自分らしい生活を送ることができる,在宅ケアの制度がかなり整ってきました。

医療面では,当院医師との連携を取った上で,診療所の医師と,訪問看護ステーションの看護師が連携し,定期的にご自宅を訪問して,きめ細やかな診療と看護を提供する方法があります。緊急の時には,24時間連絡対応ができ,外来受診や入院治療などの必要時は,速やかに対応できるように,退院前から密に連絡調整を行ないます。

説明図

イラスト生活介護面では,お食事の準備やお洗濯,外出時の付き添い,安否確認や話し相手などの日々のお世話をするホームヘルプや,ベッドの準備など,患者さんが受けたいサービスを介護保険制度などからご利用できるように調整いたします。

当院ではこのようなご支援を,在宅療養支援室(内線 3167)看護師・保健師が行っていますのでこちらもどうぞご利用ください。

在宅療養支援室
場所 1階 新患フロント向い
時間 平日 9:00〜17:00
土曜 9:00〜14:30
日祭日・休診日 休み
電話 03−3972−8111
内線 3167
FAX 03−3972−8187
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患者会について知りたい
Q

イラスト私と同じ乳がんで手術された人のお話を聞いてみたいと思います。皆さん仕事はどう調整されたのか,洋服や美容のことなども,経験者の方にうかがえるとありがたいです。

A

同じご病気の経験者の方からの情報は,経験者だからこそ分かり合える悩みや気持ちを共有でき,生活のうえで起きるさまざまな問題の解決法や工夫を学ばせてもらうことができます。とても参考になり,患者さんにとっては,心強いものでしょう。

ただひとつだけ,こころに留めておいていただきたいことは,情報は主観的で,同じ病気であっても,必ずしもご自分にすべて当てはまるものばかりではないということです。

当院だけの乳がんの患者会はありませんが,乳がんは,全国にがんを乗り越えて精力的に活躍されている,がんサバイバーの方々が中心となった患者会が,多くあります。「あけぼの会」もそのひとつです。このような患者会のホームページをインターネットでお調べしたり,患者会の連絡先,地域でご相談できるところ,たとえば,保健福祉センターや女性の健康支援センターなどのご案内もいたしますので,お気軽に相談ください。

ピンクリボンキャンペーン 乳がんの正しい知識と自己検診励行の証 (あけぼの会)
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がんの医療費が心配
Q

写真今度入院して手術し,抗がん剤の治療が開始になります。抗がん剤はとても高額だと聞きました。子供にまだお金がかかるし,ここで仕事をやめるわけにはいきません。入院と抗がん剤の治療には,どれ位かかるでしょう?経済的負担が軽くなる方法はないでしょうか?

A

医療費は,確かに大きな問題です。がんの診療の多くは,保険診療(健康保険が適用される診療)で行なわれ,併せて医療費の負担を軽くする制度もあります。

1)健康保険による医療費の仕組み

保険診療には,診察や検査,レントゲン,手術,抗がん剤や薬の処方,看護などが含まれています。お使いになる抗がん剤が,保険適用でしたら,保険診療の医療費に含まれます。入院の食事代や差額ベッドなどは,医療費の自己負担とは別の,その他の負担がかかります。

ここでは70歳未満の方についてご説明いたします。

【例】保険給付7割,自己負担3割の方の入院費用

【例】保険給付7割,自己負担3割の方の入院費用

次に医療費の負担を軽くする制度についてご紹介します。

2)高額療養費について

自己負担部分の医療費は,窓口での支払いが一定の金額にとどめられます。下記のように,患者さんの所得によって,高額療養費制度の自己負担限度額を超える分を窓口で支払う必要はなくなります。

自己負担限度額(月ごと)
上位所得者
  • ・社会保険では,月収53万円以上の方
  • ・国民健康保険では,年間所得600万円以上の方
150,000円 + (医療費−500,000円) × 1%
多数該当の場合〈 83,400円〉
*多数該当の場合とは過去1年間に,3回高額医療があり,4回目以降に該当する場合を指します。
一般 80,100円 + (医療費− 267,000円)× 1%
多数該当の場合〈 44,400円 〉
*多数該当の場合とは→上位所得者の欄を参照ください。
住民税非課税世帯 35,400円
多数該当の場合〈 24,400円 〉
*多数該当の場合とは→上位所得者の欄を参照ください。

この制度では,限度額を超えた分については後から還付されますが,一旦支払いが必要です。次の制度はこの支払いを軽くするものです。

この制度の適応を受けるには

3)限度額適用認定証について

イラスト平成24年4月から,外来・入院共に適用になります。

70才未満の方,70才以上で非課税世帯の方
健康保険に問い合わせ『限度額適用認定証』の交付申請をする。

70才以上75才未満の非課税世帯でない方
『限度額適用認定証』の発行を受ける必要なし。
『高齢者受給者証』を支払窓口に提示する。

75才以上で非課税世帯ではない方
『限度額適用認定証』の発行を受ける必要なし。
『後期高齢者医療被保険者証』を支払窓口に提示する。

この制度は,診療保険の範囲内であれば,病名を問わず利用でき,1回の申請で認定期間内は使用できます。保険料の滞納などなければ申請できますので活用されるとよいでしょう。

限度額認定証を使用しても,自己負担の支払いが困難な場合には,生活保護制度などの申請も考慮しなければなりません。申請にあたっては条件があります。ソーシャルワーカーに相談するとよいでしょう。

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緩和ケア病棟・緩和ケア外来について
Q イラスト

日大病院では,緩和ケアを目的とした入院はできますか?

また,地域の医療機関から,緩和ケア外来への患者紹介は,可能ですか?

A

当院には緩和ケア病床はありませんので,緩和ケア病床入院には,今のところ対応しておりません。
お問い合わせの「緩和目的の入院」が,緩和治療の開始や調整のための入院でしたら,その患者さんの主診療科への入院で対応いたしております。

イラスト当院には,緩和ケアチームがあり,緩和ケアチーム医師,がん性疼痛看護認定看護師を中心に,薬剤師,臨床心理士の緩和ケアチームメンバーが,各病棟で主治医からの依頼を受けて活動しています。

主な相談内容は,苦痛な症状の緩和,精神的ケア,漢方治療,緩和ケア病床・ホスピスに関する相談,退院後の自宅療養に関する相談などです。相談内容によっては,関係部署との連携・調整を図っています。

また,退院後は,緩和ケア外来でフォローアップを行っています。緩和ケア外来は,金曜日の午後1時から3時まで,完全予約制で受けています。

緩和ケア外来へのお問い合わせは,下記にお願いいたします。

緩和ケア外来
お問い合わせ先日本大学医学部附属板橋病院
ペインクリニック内
電話03−3972−8111 内線 3227
診察日金曜日 午後1時から午後3時まで
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