病院のご案内

診断群分類別患者数等

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解説

診療科別症例について
診療科ごとに診断群分類別に症例数の多い順に記載しております。
また,それぞれの診断群分類につきまして,1年間に当院でご入院された患者さんの数,どれくらいの期間入院されていたかを表す平均在院日数,高度急性期医療の提供後に他の医療機関へ転院された患者さんの割合を表す転院率,患者さんの平均年齢等を併せて記載しております。

当院は特定機能病院として,高機能を有する30を超える診療科において多岐にわたる診療を担当しております。
公表させていただいた資料をご覧いただきお役立てください。

※診断群分類評価について
日本における入院医療費の定額支払い制度に使われる評価方法です。症例と治療内容によって数千にわたる診断群に分類されております。

総合科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
18 11.06 12.84 5.56% 64.89
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎手術・処置等2なし 13 4.38 5.50 0.00% 26.23
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
A-DROP スコア2
11 8.82 15.29 0.00% 84.09
030400xx99xxxx 前庭機能障害手術なし 10 3.60 5.24 0.00% 59.10
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎手術なし - - - - -

解説

総合科の内科担当は,疾患に偏らず総合的に診療するため,該当する診療科がわからない患者様を最初に診療し,専門的な治療が必要な場合は速やかに該当診療科へ引き継ぎます。継続治療が必要な場合は,院内・院外を問わず連携を図ります。救急医療においては,内科系の一次・二次救急患者を診療しており,救急診療,病診・病病連携を通じて地域医療に貢献することを目指しています。外科担当は,外科系の処置や手術を必要とする患者の診療を行います。多くの臓器にわたる場合には,まず総合科で診察を行い,必要に応じて適切な診療科へ治療の連携を行います。全身状態を総合的に診察することで,必要な治療を必要な時期・順序で患者様に提供することが可能です。

血液・膠原病内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070470xx99x6xx 関節リウマチ手術なし 手術・処置等2-6あり 145 2.08 2.80 0.00% 55.63
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患手術なし 手術・処置等2なし 41 28.32 17.77 0.00% 57.05
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫手術なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 23 21.39 16.83 0.00% 64.83
070560xx99x7xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患手術なし 手術・処置等2-7あり 22 2.50 6.66 0.00% 48.86
130010xx97x2xx 急性白血病手術あり 手術・処置等2-2あり 21 58.00 41.96 0.00% 44.81

解説

血液系疾患と膠原病系疾患を担当する医師がおり,血液系においては白血病,悪性リンパ腫,骨髄腫,原発不明癌などの悪性腫瘍の化学療法,造血幹細胞移植を多数行っています。あらゆる血液疾患に対応し,悪性リンパ腫については,多くの臓器にわたる病変が見られ,治療も種々の化学療法,放射線療法を組み合わせて行うため,多くの診療科と協力し,集学的診断・治療を行います。また,膠原病系においては,リウマチ専門医によって関節リウマチ,膠原病,血管炎等の治療を行っています。いわゆる難病の症例も多く,他科と協力して最善の治療を行い,良好な治療成績をあげています。

腎臓・高血圧・内分泌内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
57 11.89 12.84 3.51% 52.02
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
42 4.12 6.12 0.00% 53.6
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2-1あり 副傷病なし
30 16.57 14.77 3.33% 69.93
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全動脈形成術、吻合術
その他の動脈等 手術・処置等2-1あり
29 37.97 37.06 3.45% 68.17
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群手術なし 手術・処置等2なし 19 36.68 22.67 0.00% 48.05

解説

腎臓病,内分泌疾患,高血圧症,高脂血症,動脈硬化症を中心に診療しています。
慢性腎臓病,難治性ネフローゼや進行性腎障害に対し,病型診断や疾患活動性を正しく評価し,個々の患者様に応じた治療や透析治療を行っています。多くの専門医が参加する症例検討会において,患者様個人個人の病態を詳細に検討し,最良の治療を選択しています。また,症状の安定した患者様は,食事や生活の指導に重点を置き,特に長期的な治療が必要な場合は,通院に時間のかからない近隣の病院や診療所とも連携し対応しています。

糖尿病・代謝内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。)
手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 85歳未満
90 14.45 14.91 0.00% 64.44
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)
手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 85歳未満
28 12.36 14.61 0.00% 58.61
100080xx99x100 その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)
手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 85歳未満
21 14.67 15.86 4.76% 63.38
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)
手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 85歳未満
20 10.45 11.48 0.00% 54.50
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病手術なし 19 9.16 6.05 0.00% 34.95

解説

糖尿病を中心に様々な代謝異常の疾患を専門に診療を行っています。治療に関しては,食事・運動療法の指導と共に血糖降下薬の内服治療,GLP-1製剤やインスリン製剤の自己注射を単独又は併用して行っています。併せてインスリンポンプを用いたインスリン持続皮下インスリン注入(CSll)療法の導入や,更にパーソナルCGM(連続式グルコース測定)機能を搭載したインスリンポンプ療法であるSAP(Sensor Augmented Pump)療法も行っています。看護師による糖尿病療養指導,腎症がある患者さんに対しては,医師・看護師・栄養士が連携して行う透析予防指導を行うことができます。外来ではインスリン注射導入,及び自己血糖測定の指導を行っています。また,血糖のコントロールが不十分な方や中等度以上の合併症がある場合,入院治療を行います。その他には糖尿病教室の開催や病診連携を積極的に行っています。

循環器内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 245 5.65 5.51 1.22% 60.77
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患手術なし 手術・処置等1-2あり 手術・処置等2なし副傷病なし 171 4.01 3.22 0.00% 68.03
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1-なし、1,2あり手術・処置等2なし 副傷病なし 170 7.98 4.71 1.18% 68.52
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患手術なし 手術・処置等1-1あり 手術・処置等2なし副傷病なし 95 4.73 3.06 1.05% 66.47
050130xx99000x 心不全手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 83 17.14 17.95 20.48% 78.17

解説

狭心症や心筋梗塞症などの虚血性心疾患,心不全,不整脈などの診療を行っています。もっとも多い頻脈性不整脈に対してはカーテルアブレーション(カテーテルを使い不整脈の原因となっている部分を高周波電流で焼き切る治療)やペースメーカ・植込み型除細動器による治療を数多く行っています。虚血性心疾患に対しては,動脈硬化により細くなった冠動脈を風船付きカテーテルで拡張したり,薬剤溶出性ステントを使用することで,従来のステントよりも再狭窄が大幅に減少しています。また,狭心症に対しては,低エネルギー衝撃波による心筋血管新生療法という手術もカテーテルも必要としない新しい治療を取り入れています。これらの疾患に関する病態の解明や治療方針の検討のため,最新の超音波診断装置を用いた各種心エコー検査,放射線物質を使って心筋細胞にちゃんと血液がながれているか検査する心筋シンチグラム,心臓MRI検査など質の高い検査も数多く実施しています。

呼吸器内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 154 2.84 3.68 0.00% 69.93
040110xxxxx0xx 間質性肺炎手術・処置等2なし 63 20.38 19.92 9.52% 66.10
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 59 41.66 12.35 1.69% 65.10
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 19.96 14.83 25.00% 73.29
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-8あり 25 37.32 12.01 4.00% 69.80

解説

気道及び肺疾患全般について経験豊富な多くの専門医で診療しています。気管支鏡検査,血管造影,肺機能検査ならびにCT,MRIなどにより迅速に検査を行い,患者様に合わせた治療を進めています。気管支鏡検査は,腫瘍や癌の診断の他に,肺にひろく病変が及ぶ肺炎(間質性肺炎や感染症)の診断,治療方針の決定にとても重要な検査です。気道狭窄に対するステント挿入を数多く実施し,血管造影検査も積極的に取り組んでいます。また,喀血に対する気管支動脈塞栓術,肺癌に対する動注化学療法,肺高血圧症に対する右心カテーテル検査など幅広く行っております。

消化器・肝臓内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。)その他の手術あり 手術・処置等1あり
手術・処置等2なし 副傷病あり
100 15.41 14.28 2.00% 65.03
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なしbr> 副傷病あり 70 13.46 11.06 2.86% 73.04
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)その他の手術あり
手術・処置等2-1あり
60 12.58 11.74 0.00% 70.85
060295xx99x0xx 慢性C型肝炎食道・胃静脈瘤手術等 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 49 11.92 10.58 6.12% 66.22
060210xx9910xx ヘルニアの記載のない腸閉塞手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2あり 45 11.96 13.77 4.44% 66.93

解説

食道,胃,十二指腸,小腸,大腸などの消化管疾患および肝臓,胆のう,胆管,膵臓疾患を専門に診療しています。診断にあたっては,各消化管ごとに内視鏡検査,超音波検査,X線による造影検査,CT,MRIを行い治療方針を決定しています。内視鏡的治療では,早期癌に対する内視鏡的粘膜切除術,ポリープ切除術,ステント留置術,狭窄の拡張術,胆管結石除去術,ドレナージ術,内視鏡的止血術など多くの手術に対応しています。肝臓癌の治療については,エタノール注入法,ラジオ波凝固療法,肝動脈塞栓術,動注化学療法等を行っています。また,B型及びC型慢性肝炎に対しインターフェロン療法を始めとして,最近は経口抗ウイルス薬剤(DAAs)を用いた抗ウイルス療法に豊富な経験を有しています。なお,DAAs治療は,70歳以上の患者様について原則として入院加療としています。

神経内科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし手術・処置等2-2あり 副傷病なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 35 24.00 16.73 25.71% 75.03
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし手術・処置等2-4あり 副傷病なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 25.73 16.54 26.67% 66.80
010230xx99x00x てんかん手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 10.77 7.12 3.33% 50.63
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 18.50 9.36 0.00% 42.04
010060x2990001 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし手術・処置等2なし 副傷病なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 18 12.61 6.99 5.56% 62.94

解説

神経系[脳,脊髄,末梢神経,骨格筋(神経筋接合部を含む)]の全体を診て,その障害を総合的に診断し,内科的に治療しています。症状は,頭痛,しびれ,歩行障害,ふるえ,麻痺,めまい,物忘れ,けいれんや失神など様々です。CT,MRIによる画像診断のほか,神経生理学的検査(筋電図,末梢神経伝導速度,脳波,大脳誘発電位),神経生検・筋生検などの病理学的検査,DNA解析による遺伝子検査なども行い,それぞれの疾患に合わせた診療を行っています。また,外科的治療を要するときは,脳神経外科,整形外科,また必要によって耳鼻咽喉科,眼科などの診療科と連携いたします。

小児・新生児病科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100380xxxxxxxx 体液量減少症 107 5.82 9.33 0.00% 2.86
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満)手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 87 6.93 5.79 0.00% 4.31
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上)手術なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
61 8.66 6.18 4.92% 0.00
040100xxxxx00x 喘息手術・処置等2なし 副傷病なし 59 5.90 6.42 0.00% 3.34
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満)手術なし 手術・処置等2なし 48 16.50 11.55 2.08% 0.02

解説

小児科分野では,新生児から原則として中学生までを対象として,明らかな外科的疾患を除き,小児全般の疾患に対応しています。高度で専門性の高い小児疾患に対する診療・治療を行っており,小児腎臓病,小児ネフローゼ症候群,小児がん,血液疾患,悪性腫瘍,代謝性疾患の骨髄移植,急性脳症など様々であり,先天性心疾患に対する新生児期から成人期までの管理,川崎病に対するトータルケアなど長期的な管理が必要な疾患にも対応しています。また,当院はこども救命センターに指定されていることから,あらゆるレベルの小児救急医療に対応しています。新生児分野はスーパー母体救命も担う総合周産期母子医療センターの新生児部門として診療を行っており,特殊で重症な疾患も多く,他科との連携により対応しています。

精神神経科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010300xxxxxxxx 睡眠障害 34 2 4.34 0.00% 29.65
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸手術なし 手術・処置等1なし - - - - -
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒)手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
010230xx99x00x てんかん手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
161070xxxxx10x 薬物中毒(その他の中毒)手術・処置等2-1あり 副傷病なし - - - - -

※精神神経科は,原則としてDPC対象から除外されているため,DPCコード・平均在院日数(全国)が非表示となっております。

解説

対象となる症状は,眠れない,不安,憂うつ,元気が出ない,対人関係がうまく行かない,イライラがとれない,物忘れが多くなったなどで,精神科領域の疾患すべてに対応しています。特にうつ病などの気分障害が多くなっており,入院期間も非常に長くなります。必要に応じて薬物療法,精神療法,生活指導,環境調整などを行い,多面的・総合的に治療しています。また,退院後などの対応として,社会復帰を目的とした精神科デイケアも行っています。

皮膚科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080011xx99xxxx 急性膿皮症手術なし 68 11.54 11.97 1.49% 55.68
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 62 7.97 8.96 1.61% 62.58
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 51 9.69 8.78 1.96% 76.79
080140xxxxx2xx 炎症性角化症手術・処置等2-2あり 28 2.00 2.84 0.00% 45.21
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹手術・処置等1なし 25 12.44 11.28 12.00% 54.04

解説

良性及び悪性皮膚腫瘍の診断,集学的治療を行っており,難易度の高い手術については形成外科と共に治療にあたります。特に悪性黒色腫(ほくろの癌)にはデルマトフォトやビデオマイクロスコープなどの拡大鏡を用いて術前診断し,患者さんのQOLを重視した治療を行っています。また,天疱瘡,類天疱瘡などの水疱症の診断,治療を行い,尋常性乾癬の患者様に対しては,外用及び内服療法などの一般的治療のほか,ナローバンドUVBを用いた光線療法も行っています。

消化器外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)その他の手術あり
手術・処置等2なし
343 13.76 11.74 1.17% 71.48
060050xx02x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)肝切除術 部分切除等
手術・処置等2なし
159 23.66 15.85 0.00% 67.11
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)手術なし 手術・処置等2なし
副傷病なし
100 12.42 10.33 1.00% 69.37
060050xx99x30x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)手術なし 手術・処置等2-3あり
副傷病なし
61 11.11 10.87 1.64% 70.57
060050xx97x30x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)その他の手術あり
手術・処置等2-3あり 副傷病なし
47 22.68 20.46 8.51% 67.83

解説

消化器外科では,原発性肝癌(肝細胞癌・肝内胆管癌)・転移性肝癌に対する「肝切除」や病態に応じて栄養血管を塞栓し抗癌剤を投与する「肝動脈化学塞栓療法」や「肝動脈化学療法」も多数施行しています。また,胃癌・大腸癌を始めとした消化管癌に対しても,手術を中心に抗癌剤治療,放射線療法等の集学的治療を行っています。

心臓外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。)ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 23 25.26 24.70 56.52% 71.13
050161xx9901xx 解離性大動脈瘤その他の手術あり 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 19 22.21 28.23 57.89% 68.47
050130xx0102xx 心不全冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)等
手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2-2あり
15 53.40 62.19 53.33% 73.27
050163xx01x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)
上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2-1あり 副傷病なし
15 29.93 26.69 46.67% 67.80
050050xx0113xx 狭心症、慢性虚血性心疾患心室瘤切除術(梗塞切除を含む。)
単独のもの等 手術・処置等1-1,2あり 手術・処置等2-3あり
- - - - -

解説

弁膜症では,低侵襲治療として大動脈弁置換術,僧帽弁形成術を積極的に施行しています。大動脈疾患も増加傾向にあり,血管外科との連携により従来の開胸・開腹手術とするかステントグラフト(カテーテルによる低侵襲治療)とするか迅速に協議し,患者様の状況に応じた最良の治療を施行しています。虚血性心疾患に対する外科的治療である冠動脈バイパス術は,人工心肺を使用せず,患者様の負担を軽減できるよう努めています。先天性心疾患に関しては,総合周産期母子医療センターを開設しているため,極小未熟児(最低360g)の動脈管開存症に対する緊急手術が増加傾向にあり,その他,心房中隔欠損症,心室中隔欠損症等,様々な心奇型に対する手術も行っています。

血管外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等
手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
68 8.04 5.85 1.47% 71.81
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤ステントグラフト内挿術
手術・処置等2-1あり 副傷病なし
36 22.08 16.98 8.33% 74.25
050180xx97xxxx 静脈・リンパ管疾患その他の手術あり 22 4.09 3.34 0.00% 65.68
050170xx99000x 閉塞性動脈疾患手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 10.29 8.28 14.29% 70.14
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)
腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2-1あり
13 17.92 21.94 0.00% 66.62

解説

閉塞性動脈硬化症に対しては,病状に応じてMRI,MDCT(マルチスライスCT),超音波検査,血管造影検査などを行い,専門医が血管病変を形態的・機能的に診断・評価し,他の重要な臓器の機能も評価した上で適切な治療を選択し,患者様に合ったできるだけ体に優しい治療を目指しています。腸骨動脈領域の閉塞性動脈硬化症の症例に対して,バルーン,レーザー,アテレクトミー,ステントを用いた血管内治療も外科治療に平行して行っています。下肢静脈瘤に対しては,最先端の高周波焼灼装置Venefitを導入しました。大腿膝下血管病変に対しては,人工血管や自家静脈を用いた下肢バイパス手術,人工透析患者の内シャント造設術を行い,緊急動脈閉塞症,破裂性腹部大動脈瘤などの緊急症例に対しては24時間体制で緊急手術に対応しています。

小児外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060150xx03xxxx 虫垂炎虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 42 6.00 5.60 0.00% 11.05
140590xx97xxxx 停留精巣手術あり 41 4.07 3.29 0.00% 1.83
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎手術・処置等2なし 25 5.28 5.50 0.00% 10.20
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニアヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 18 4.06 8.57 0.00% 2.94
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患)手術なし
手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
12 4.08 7.44 0.00% 6.00

解説

新生児から中学生までの患者さんを主に診療する外科であるとともに,小児外科疾患の手術後の患者様で成人に達している方も定期的に診療しています。
総合周産期母子医療センターにおいては,産科・新生児病科とともに新生児外科患者さんに対するチーム医療を行っています。虫垂炎が最も多くなっていますが,停留精巣やヘルニアなどの小児泌尿器疾患に対する治療・手術も数多く対応しています。腫瘍性疾患に対しては,小児科・放射線科など関連する診療科を含めた小児腫瘍チームで検討を行い,治療方針を決定して集学的治療を行っています。また,腹腔鏡手術の導入により,患者様にやさしい手術(minimal invasive surgery)を行っています。

呼吸器外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍手術あり 手術・処置等2なし 86 17.71 12.73 0.00% 68.13
040200xx01x00x 気胸肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 44 13.73 10.09 0.00% 30.43
040200xx99x00x 気胸手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 13.00 9.14 0.00% 35.93
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍手術あり 11 12.09 9.15 0.00% 56.82
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍縦隔悪性腫瘍手術等
手術・処置等2なし
- - - - -

解説

肺癌や気胸などの肺疾患のみならず,胸壁疾患,縦隔疾患,胸部外傷など呼吸器外科疾患全般を診療しています。検査としては,気管支鏡検査,肺動脈・気管支動脈などの血管撮影,経皮針生検,CTガイド下生検,胸腔鏡下生検などを施行し,手術適応などの診断をしています。肺癌,縦隔腫瘍や肺嚢胞性疾患(自然気胸,巨大肺嚢胞など)では,積極的に胸腔鏡下手術により低侵襲な手術を心がけています。肺癌の病期Ⅰ,Ⅱでは胸腔鏡下肺葉切除術を施行しています。進行肺癌や食道癌などの周囲悪性腫瘍の気管・気管支の圧迫狭窄病変にもレーザー治療や気道ステント療法,難治性気胸に対する局所麻酔下胸腔鏡治療や自己血を利用した治療なども行っています。

乳腺内分泌外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの
(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし
92 16.28 11.57 0.00% 60.90
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術
(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし
86 9.79 6.59 0.00% 55.98
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍手術あり 78 2.54 4.10 0.00% 46.03
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等
手術・処置等2なし
77 10.95 10.30 0.00% 57.49
090010xx99x00x 乳房の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 41 8.20 9.39 0.00% 63.24

解説

最近の当科の乳癌治療では,縮小手術としての乳房温存療法が主たる治療法となっており,乳癌手術症例の約60%に温存療法を行い,良好な成績となっています。従来の乳癌手術では,腋窩(脇の下)のリンパ節を全部切除していましたが,センチネルリンパ節生検というがん細胞が一番最初にたどり着くリンパ節を特殊な方法で検索切除し,腋窩リンパ節を取らない縮小手術を行っています。乳房切除後の整容性については,当院形成外科と協力体制をとっており,乳房再建を一期的,二期的に行っています。甲状腺疾患も多くなっていますが,手術において美容的配慮から内視鏡を併用しており,この方法で甲状腺を切除した場合,頚部中央には手術痕が残りません。

形成外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
140260xx01xxxx 胸郭の変形および先天異常漏斗胸手術 胸骨挙上法によるもの等 43 20.98 12.00 0.00% 21.56
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。)鼻骨骨折整復固定術等
手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
43 7.47 5.80 0.00% 29.49
140260xx97xxxx 胸郭の変形および先天異常その他の手術あり 38 9.11 5.53 0.00% 21.00
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)その他の手術あり 手術・処置等1なし 29 5.79 5.11 0.00% 44.69
020230xx97x0xx 眼瞼下垂手術あり 手術・処置等2なし 24 2.88 3.44 0.00% 67.88

解説

頭部・顔面・手・足など,外から見える部分を中心に,先天的な(生まれつきの)形の異常および後天的な体表面の腫瘍,変形,外傷,瘢痕(創痕)などを対象にする外科です。特に顔面では皮膚軟部組織の損傷だけでなく骨折も対象としています。また,皮膚皮下良性腫瘍摘出術では,部位にかかわらず創痕を最小限にするように配慮しています。特に肩部背部の皮下脂肪腫では,内視鏡を用い,創痕が目立たない腋窩からのアプローチでの摘出をおこなっており,美容的効果を上げています。耳鼻咽喉科,整形外科,皮膚科,外科など各科と連携して,悪性腫瘍切除後の皮膚軟部組織や骨の欠損に対して,マイクロサージャリーなどの先進技術を用いた遊離組織移植術を行い,患者様の良好な機能的・整容的回復を目指しております。

脳神経外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010160xx97x00x パーキンソン病手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 71 14.83 20.87 0.00% 67.93
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし
副傷病なし
41 16.41 11.83 19.51% 78.80
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 41 13.12 7.52 24.39% 54.51
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)手術なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
39 20.31 19.35 41.03% 68.79
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 30 3.10 3.20 0.00% 59.30

解説

手術においては,種々の神経モニタリング(神経機能の連続監視)を行いながら進めることによって,大切な脳や脊髄の働きを保護することに最大限の努力をしています。パーキンソン病・ジストニアなどの不随意運動や難治性疼痛に対して脳深部刺激療法を行い,脳卒中ではクモ膜下出血(脳動脈瘤破裂)や脳動静脈奇形に対する手術の他に,未破裂動脈瘤の予防的な手術も数多く手がけています。開頭手術を行わずに血管内から微小コイルで動脈瘤を閉塞する方法を選択する場合もあります。脳腫瘍は,神経モニタリングを利用することによって脳機能を保護しつつ摘出することが可能になっています。以前には摘出困難であった脳腫瘍も,後遺症を最小限にとどめて摘出できることも多くなり,手術だけにこだわらず,エックスナイフや放射線療法,化学療法,免疫療法なども組み合わせ,それぞれの患者さんにとって最善の治療法を選択しています。

整形外科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 119 22.36 26.26 36.13% 73.63
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 85 23.40 22.55 12.94% 71.04
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 76 21.76 24.42 19.74% 67.43
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折人工骨頭挿入術 肩、股等 65 28.03 27.63 80.00% 80.31
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)腱縫合術等 46 11.00 11.91 4.35% 32.26

解説

変形性関節症や関節リウマチなどの病気により関節の変形や破壊が進行することによる,関節の痛みや歩行障害に対して人工関節置換術を積極的に行っています。主に膝関節や股関節に対して行うことが多いですが,肩関節,肘関節,指関節にも行います。また,頚椎症性脊髄症,腰部脊柱管狭窄症,脊椎すべり症など,背骨の曲がりやゆがみ(変形)やぐらつき(不安定性)に対しては,背骨に金属のスクリューや柱を入れて,背骨を支えたり矯正したりする手術(脊椎インストゥルメンテーション手術)を施行します。これは高度の技術が必要ですが,強固な支えを作り,術後2−3日よりベッドから起きれます。症状により脊椎内視鏡を用いてより侵襲の少ない手術(低侵襲手術)で治療できます。骨軟部腫瘍の治療は,手術,放射線治療,化学療法が大きな三本柱となり,特に予後に大きく関わる手術は,腫瘍を大きく取りますが,四肢を残して治療する患肢温存手術を中心に行っています。

産婦人科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 177 4.88 5.12 0.00% 63.34
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍子宮全摘術等 103 6.91 10.05 0.00% 45.42
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等2-5あり 副傷病なし 85 4.46 4.92 0.00% 53.18
120140xxxxxxxx 流産 82 2.35 2.43 0.00% 36.17
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 59 14.75 13.29 0.00% 56.64

解説

婦人科領域においては,子宮筋腫など良性の疾患はもとより,癌治療の占める割合も高く,高い診断精度とガイドラインに従った治療手技及び管理体制により,高い治療成績を上げています。悪性腫瘍も年々増加しており,子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌の標準的治療に加えて,先進的な妊孕性温存を目的とした広汎子宮頸部摘出手術,大量ホルモン療法,腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術を開始しました。産科領域においては,総合周産期母子医療センターとして母体・胎児集中治療室を有し,母体搬送(妊婦や胎児に異常が認められて当病院に緊急移送)症例も多く受け入れています。NICU及び小児外科との連携を密にし,異常児が疑われる場合には出生前から児に対する対応を協議し,母児にとって最良の医療が行えるよう万全の策を講じています。妊娠中は通常,健診,超音波検査,血液検査,尿検査,胎児心拍監視などを行います。この他特殊な検査として,羊水・臍帯血採取による胎児染色体異常,先天性感染症,遺伝性代謝異常などについても必要に応じ,患者さんとご相談の上行っています。

泌尿器科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110070xx0200xx 膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 133 9.57 7.44 1.50% 71.49
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 45 15.53 13.39 0.00% 66.49
11012xxx020x0x 上部尿路疾患経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 41 8.85 5.83 0.00% 65.85
11001xxx01x0xx 腎腫瘍腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 29 14.31 12.52 3.44% 61.59
120090xx97xxxx 生殖器脱出症手術あり 27 10.04 9.44 0.00% 74.00

解説

腎臓・尿管・膀胱・尿道・前立腺・精巣・陰茎・副腎などに発生する病気に対し,画像診断や臨床検査など最新の手段を用いた診断,および薬物治療などの内科的手段,手術などの外科的手段を駆使して治療にあたります。腎癌,腎盂・尿管癌,浸潤性膀胱癌及び副腎良性腫瘍に対しては,腹腔鏡手術を安全かつ確実に行っています。上部尿路結石及び腎結石は,軟性尿管鏡を用いた内視鏡手術を行っており,腎サンゴ状結石については,内視鏡を用いて経皮的腎砕石術を行っています。手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」導入により,局所限局性前立腺癌に対して,密封小線源療法,強度変調放射線治療(IMRT),ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術という最新治療法の全てが施行可能となりました。

耳鼻咽喉科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎手術なし 70 6.09 5.50 0.00% 40.21
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍手術あり 61 9.18 7.75 0.00% 50.64
030390xx99xxxx 顔面神経障害手術なし 60 8.67 9.60 0.00% 53.00
030428xxxxxxxx 突発性難聴 53 7.75 9.37 0.00% 57.08
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 52 8.06 7.47 0.00% 52.31

解説

扁桃周囲膿瘍などの感染症,突発性難聴,顔面神経麻痺は代表的な救急疾患で,近隣の医療機関からの紹介による時間外の受診も少なくありません。当科では,このような救急患者を積極的に受け入れています。上位3つの疾患の他には,慢性副鼻腔炎,中耳炎の手術症例も多く,さらには頭頸部腫瘍の治療にも力を入れています。

眼科

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020160xx97xxx0 網膜剥離手術あり 片眼 71 8.15 10.53 0.00% 56.31
020280xx97xxxx 角膜の障害手術あり 57 8.75 11.07 0.00% 70.84
020220xx97xxx0 緑内障手術あり 片眼 43 9.16 9.15 0.00% 68.40
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症手術あり 手術・処置等2なし 片眼 36 8.58 8.27 0.00% 57.97
020210xx01x0xx 網膜血管閉塞症増殖性硝子体網膜症手術 手術・処置等2なし 33 8.00 11.66 0.00% 57.15

解説

最も多い緑内障に対しては,「緑内障専門外来」で最近注目されている正常眼圧緑内障を含む緑内障の診断・治療を行うとともに,新しい緑内障手術の導入により,合併症なく良好な長期眼圧管理成績を得ています。,網膜剥離,糖尿病網膜症などに関しては,「網膜硝子体専門外来」で眼底病変の診断と治療を専門としており,網膜硝子体手術,網膜光凝固術を多数行っています。「角膜外来」では,角膜内皮移植術,全層角膜移植術などに加えて眼表面再建などの再生医療,重篤な前眼部感染症にたいする薬物治療を行っています。その他,「神経・斜視弱視外来」「コンタクトレンズ外来」「アレルギー専門連携外来」「涙道外来」といった専門外来を設置し,高度で専門的見地から一貫した方針で治療を行っています。

救命救急センター

平成28年度(上位5位)

DPCコード 名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒)手術・処置等2なし 副傷病なし 60 2.32 3.64 8.33% 36.90
180010x0xxx3xx 敗血症(1歳以上)手術・処置等2-3あり 45 21.02 39.70 35.56% 70.49
010230xx99x00x てんかん手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 3.87 7.12 25.00% 37.92
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等手術なし 手術・処置等2なし 23 3.17 4.19 8.70% 40.04
010230xx99x10x てんかん手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 14 5.43 12.65 50.00% 42.50

解説

3次救急患者を主体に診療しています。薬物中毒症例に対しては,集中管理による早期解毒後,当病院精神科協力のもと,メンタルケアの充実を図っています。急性心筋梗塞症例に対しては,24時間いつでも冠動脈造影・カテーテルによる治療が施行できるシステムを作り,大きな治療成果を上げています。大血管疾患の重症例に対しては,心臓血管外科の協力のもと,周術期管理を行っています。心肺停止症例に対しては,通常の心肺蘇生法の他にPCPS(経皮的補助人工心肺)などの体外循環を駆使した心肺蘇生補助や,蘇生後は脳低温療法の併用による新しい脳保護治療を行っています。重症脳動脈瘤破裂・脳血管塞栓症に対しては,外科的治療や血管内手術を行い,治療成績を向上させています。その他,多領域にわたる疾患に各専門分野のスタッフが共同で対処することにより,単一科では施行できない総合医療を得意としています。

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