タクマツ雑貨店夜十時について…



 振り返ればタクマツの公演もこれで四回目になり、タクマツファンとしては、よくもまぁ続いていると思わざるを得ない。
 この劇団は現在六年に在学中の飯島毅により創られた。
 飯島は早稲田を出て故寺山修司にその演劇を評価され、その後いろいろな変遷をたどり、どういう訳か医者になろうとしている四十過ぎのオッサンである。
 近年一子をもうけたが彼自身その後長い闘病生活を送る。
 彼と知り合ってまだ数年であるが、その生き方はすさまじいというか、真似したくないというか…・タクマツはそんな飯島に惹かれた人間によって支えられてきた。
 ところがである。
 前回までの公演に出演していたメンバーは医師になり、また国家試験を控える学年になりタクマツを去り、タクマツもまた一つの時代を閉じた。

 しかし飯島が蒔いた種は新人の加入によって新たな芽を出した。
 彼らは今回三年の佐久間が書いた脚本に大きく手を入れた。
 それこそその原型も残らないほどに…・
 毎年準備をする期間が短く問題も多いが、彼らが入れた新しい空気でタクマツは以前にない斬新なものになったと思う。
 その世界を堪能してもらいたい。

 出演:
 佐久間将之
 中島亮
 豊島有紗
 橋本梓
 森宏美

 演出:
 中島亮
 豊島有紗

 照明:
 千葉雪繪

 音響:
 宇野格
 SPECIAL THANKS:飯島毅
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