緊急時の輸血(夜間休日を含む)

 
 救命救急および初療室からの緊急大量輸血など
 夜間当直帯は直接抗グロブリン試験抗体スクリ−ニングは実施しません
 
  超緊急(Level 0;0分)  
 @ABO血液型検査をする余裕もない場合は,O型RhD陰性(陽性でも可能)の赤血球濃厚液(RCC-LR)を未交差で出庫する。(ただし血液製剤出庫後正規の交差適合試験をして主治医に合否を連絡する)FFPはAB型を出庫する。
 A血液製剤出庫後に血液型検査および交差適合試験を行い,できるだけ速やかにABO血液型同型のRCC-LRに切り替える。
 
            
 緊急度T(Level T;5分以内)  
 @ABO血液型(オモテ試験,ウラ試験)およびRhD血液型検査を行い,同型のRCC-LRを未交差で出庫する。(ただし,血液製剤出庫後正規の交差適合試験をして主治医に合否を連絡する)
 
 
 緊急度U(Level U;30分以内)  
 @ABO血液型(オモテ試験,ウラ試験)およびRhD血液型検査を実施する。 
 A交差適合試験は生理食塩水法を実施する(ただし血液製剤出庫後間接抗グロブリン試験をして主治医に合否を連絡する)
 
 
 緊急度V(Level V;30分以上)  
 @ABO血液型(オモテ試験,ウラ試験)およびRhD血液型検査を実施する。 
 A交差適合試験を間接抗グロブリン試験まで実施し,適合した血液製剤を出庫する。
 
 注意事項
a)RhD陰性が判明した場合は,できるだけRhD陰性の血液製剤を輸血するように努力する。
b)採血直後の血液で間接抗グロブリン法で交差試験を行う場合,析出したフィブリン塊がク−ムス血清と反応するため,判定を誤らせる原因となる。