血 液 型

 
 ヒト赤血球膜上には400種を越える血液型抗原があり,それらに対応する抗体が存在すると凝集または溶血反応を起こす。輸血の場合には,ABO血液型とRh0(D)血液型は必須の検査項目である。
 
1.ABO血液型
 A,BおよびOの3種類の遺伝子からなり,A,B,OそしてABの4型に分類される。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる。
2.Rh血液型
 D遺伝子とCとc,Eとeの2種の対立遺伝子からなる。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる。
3.MN血液型
   MM,NNおよびMN型に分類される。
4.Ss血液型
SS,ssおよびSs型に分類され,MN血液型と染色体上の関連がある。溶血性輸血副作用の原因となる。
5.P血液型
1,P2,p,P1kおよびP2kに分類される。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となるものもある。
6.Lewis血液型
 Le(a+b−),Le(a−b+),Le(a−b−)に分類される。溶血性輸血副作用の原因となることもある。ABH型物質分泌型対立遺伝子Seおよびseと密接に関連している。
7.Kell血液型
 Kとk,KpとKp,JsとJsの3種の対立遺伝子からなる。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる。
8.Duffy血液型
 Fy(a+b−),Fy(a+b+),Fy(a−b+),Fy(a−b−)に分類される。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる。
9.Kidd血液型
 Jk(a+b−),Jk(a+b+),Jk(a−b+),Jk(a−b−)に分類される。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる。
10.Diego血液型
 Di(a+b−),Di(a+b+),Di(a−b+)に分類される。Di抗原はアメリカインディアンと蒙古系民族に特有である。溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる。
11.Xg血液型
 Xg(a+),Xg(a−)に分類。X染色体上にあるため女性にXg(a+)は多い。