放射線照射
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- 輸血による移植片対宿主病(GVHD)は免疫機能の著しく低下している患者に,稀に発症するとされてきた。しかし本邦においては,その多くが高齢で,初めて輸血を受ける,手術や外傷などの外科系患者に発症した。現在,本疾患に対する有効な治療法は確立されておらず,発症予防が重要となっている。予防対策としては,1)新鮮血輸血を避ける。2)自己血輸血を行う。3)血液製剤中に存在するリンパ球数を最小限にする。4)放射線照射をしてリンパ球の機能を抑制する。といった方法があるが,放射線照射が唯一の確実な方法です。
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- 1.対象患者
- 輸血を行う全ての患者
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- 2.線量
- 最低限15Gyを必要とし,50Gyを超えない範囲で,当院では20Gy照射しています。
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- 3.照射する血液製剤の種類
- 分裂増殖能のあるリンパ球を含む全ての血液製剤(全血製剤,赤血球製剤,血小板製剤,顆粒球輸血を含む)
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- 4.照射済み血液の扱い
- 血液製剤の有効期限内で使用可能であるが,照射後の血液はK(カリウム)値が上昇するので,可及的速やかに使用すること(小児,腎障害患者では注意を要する)
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- 5.放射線照射の申し込み方法
- 「3.照射する血液製剤の種類」に属する製剤は全て放射線照射を行っていますので,特別に申し込む必要はありません。
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放射線照射装置