一般外科


 血管外科手術※1、消化器手術、乳癌手術、頭頚部手術が日常行われている。また、胆石症、一部の癌症例に対し鏡視下手術※

 2が行われている。血管外 科の歴史は古く、1970年代はじめからバイパス手術が行われ、1982年に狭心症と腹部大動脈瘤下

 大静脈穿孔例に対し、本邦初のCABG, Y-グラフ置換術の 同時手術を教室の瀬在が成功させている。以来、血管外科と虚血性心

 疾患の関連を教室のプロジェクトとして、研究が行われ、数々の学会発表を行っている。また、急性動脈閉塞術後の血行再建

 後症候群の病態解明、治療法の確立を目的に動物実験を重ね、数々の学会報告も行っている。臨床では、1996年から腸骨動脈

 領域の閉塞性動脈硬化症症例に対して、バルーン、LASER、アテレクトミー、ステントなど※3を用いた血管内治療も外科治療

 に平行して行っている。

※1 血管外科手術

  腹部大動脈瘤は予定手術150例、破裂に対する緊急手術80例を現在までに施行。24時間緊急手術に備えスタッフが待機して

  いる。閉塞性動脈硬化症はバイパス手術を大腿動脈以下の閉塞例と大動脈高位閉塞例に行い、腸骨動脈領域の狭窄・閉塞に

  対しては血管内治療(アテレクトミー、バルーン、LASER、ステント)と外科的バイパス術を選択して行っている。

※2 内視鏡下手術

  胆嚢摘出術は日常行われ、最近では乳癌、良性乳腺腫瘍手術も行っている。血管外科では潰瘍を伴う下肢静脈瘤手術につい

  ても行っている。

※3 アテレクトミー:血管内に先端部なカッターが内蔵された特殊なカテーテルと呼ばれる管を通して、狭窄部を削り取る

           方法。

   バルーン血管拡張法:先端に風船が内蔵されたカテーテルを狭窄部に留置し、風船を膨らます事により、血管を拡張させ

             る方法。

   LASER血管形成術:LASERチップを先端にもったカテーテルを閉塞部に誘導し、LASERで閉塞部を蒸散させて、再開通

            させる方法。

   ステント:狭窄部血管内に編み目状の金属のトンネルを留置し、血管を拡張し、再狭窄を防ぐ方法。前述のアテレクトミ

        ー、バルーン、LASERと組み合わされることが多い。