日本大学医学部

総合・乳腺内分泌・呼吸器外科学分野

総合・乳腺内分泌・呼吸器外科学分野

総合・乳腺内分泌・呼吸器外科学分野ホームページ

●教室紹介

 総合・乳腺内分泌・呼吸器外科分野は平成19年10月より新たに運営を開始いたしました。当科は外科医の育成、外科専門医を取得することを主目的とし、さらに、専門分野としての乳癌、肺癌に対する治療、研究を行っております。

現在、外科専門医の取得には350例の手術経験、120例の術者症例が必要であり、多岐にわたる分野の手術をまんべんなく経験する必要があることから、現時点では一つの外科系専門分野での修練が困難で、ローテーションが必要です。しかも、細分化された外科分野ではプライマリーケアとしての外科教育が十分なされない欠点をもっています。近年、ジェネラリストに対するニーズが急速に高まっており、ジェネラリストを目指す若手医師も少なくありません。当科はジェネラリストに必要な基本的臨床能力を取得するための教育や研修を行い、後期臨床研修の終了や外科専門医の取得がなされた後には、さらにワンステップ上のジェネラリストを目指すための研修とともに各分野の専門医(スペシャリスト)を目指す若手医師のキャリア形成のサポートも行います。当然、当科としてのサブスペシャリティ部分である、乳腺疾患、内分泌外科疾患、呼吸器外科疾患に対する研究、教育、研修も行っております。ジェネラリスト、スペシャリストいずれも今後の医療に必要な資格であり、それらを総合した臨床能力を育成することを総合・乳腺内分泌・呼吸器外科として行って参ります。

●教育について

 当科の基本的理念は外科医の育成、外科専門医の取得にあります。そのための後期臨床研修プログラムとして、以下の3つのコースを作成しております。

  • 1. 総合外科コース
  • 2. 乳腺内分泌外科コース
  • 3. 呼吸器外科コース

総合外科コースは、ジェネラリストを目指す若手医師や将来のサブスペシャリティの方向がまだ決まっていない外科志望の後期臨床研修医にローテーションを中心に研修を行うコースで、早期に外科学会専門医を取得することを目的としております。 乳腺内分泌外科コースは乳腺専門医の取得を目標とするコースです。乳腺専門医の取得に際しては基盤として外科学専門医であることが絶対条件ではないため、外科学分野でのローテーションは必要ないため、柔軟な後期臨床研修への対応が可能であります。 呼吸器外科コースは呼吸器外科領域の疾患を通じて呼吸器外科専門医の取得だけでなく、輸液管理、人工呼吸器管理などの全身管理や感染症、癌患者の治療、さらに呼吸器内科との臨床提携などもありプライマリーケアを含む種々の臨床経験を積むことが可能です。ジェネラリストを目指す医師にとってもこれらを研修し身につけることは重要であり必要な臨床能力と考えております。 我々は後期臨床研修からそれ以降の外科研修を通じ、良質で高い能力を持った臨床医の育成を目指しております。

●研究について

現在、総合・乳腺内分泌・呼吸器外科では、研究班を編成中です。それぞれ今までの各分野で行われていた、基礎研究、臨床研究を引き続いて行っております。 呼吸器外科としては、肺癌の分子生物治療や化学療法、好中球エラスターゼ阻害剤を使用した術後管理などの臨床データの解析、その他にも自然気胸の治療、再発防止などに対して基礎研究を含めた研究解析を行っております。