皮膚科学分野

当科は尋常性乾癬、慢性蕁麻疹の研究グループを持ち、病態解明に力を入れております。尋常性乾癬は難治性の炎症性皮膚疾患です。近年、腸内細菌叢のメタゲノム解析によりマイクロバイオームの機能が明らかになっていますが、乾癬患者の腸内細菌叢を解析することで、炎症・免疫反応機構の解明を目指します。慢性特発性蕁麻疹は誘因なく6週間以上紅斑と膨疹が生じる疾患であり、マスト細胞が関与します。神経ペプチドや自己抗体とマスト細胞との関係を明らかにすることにより、病態解析と新規治療法に結び付けたいと考えています。

  • 尋常性乾癬患者における腸内細菌叢の解析
  • 慢性特発性蕁麻疹患者のマスト細胞表面におけるMas-related gene X2の発現
  • 慢性特発性蕁麻疹患者における自己抗体の臨床的意義
  • 慢性特発性蕁麻疹患者における神経ペプチドの役割
  • 慢性特発性蕁麻疹患者と健常人の好塩基球におけるIgE依存性刺激による反応性の比較

事務的な質問等については、HP右上の「お問い合わせ」から関連する部署へご連絡をお願いします。
※誹謗中傷の書き込みは御遠慮願います。