日本大学医学部 麻酔科学系 麻酔科学分野

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研修プログラム


概 要

  • 専門医取得コースと大学院コースがありますが、どちらも研修5年目に日本麻酔科学会専門医を取得することを目標とします。
  • 大学院は後期研修開始とともに入学し4年間で修了、学位を取得します。また、専門医取得後の大学院入学も可能です。
  • 日本大学医学部は都内に2つの附属病院(板橋、駿河台病院)を有しています。通常、最初の研修は駿河台病院で始まり、その後ローテーションします。全病院で研修することで、まんべんなく知識、手技を身につけることができるとともに、麻酔学、痛みの治療学に関する探究心を絶やさないよう考慮しております。
  • 初期研修時とは異なり、個人能力を十分発揮できるように配慮するとともに、サブスペシャリテイの確立を応援します。

後期研修のながれ

1年目

  • 研修開始~半年:原則として初めは駿河台病院で麻酔研修を開始します。ここで麻酔基本手技、周術期患者管理の原則と医療人としての倫理を学びます。(研修医の人数により研修開始病院は変更されることもあります。)
  • ペインクリニックでは最初は指導医の診察法や神経ブロック手技などの見学から開始しますが、数ヵ月後よりプログラムに従い、実際に治療に参画していただきます。
  • 麻酔症例検討会や勉強会に参加し、学会等で必要となる症例呈示法や人にわかりやすく説明する基本を学びます。
  • 各学会に入会していただき、医学的に興味のある症例は実際に学会報告していただきます。
  • 研修3カ月後より週1-2回の関連指導病院における麻酔研修が加わり、研修をしながらパート収入を得ることができます。
  • 研修6カ月後より板橋病院、駿河台病院に分かれて、各病院をローテーションします(各病院の研修期間は半年を目安としています)。

2年目

  • 引き続き、各病院をローテーションしながら、麻酔、ペインクリニックの知識と技術の向上に努めます。
  • 心臓血管麻酔、呼吸器麻酔および小児麻酔の習熟に努めていただきます。
  • 標榜医取得、日本麻酔科学会認定医取得を目指します。
  • 先輩医師の指導のもと臨床研究にも参画します。成果に関する国内外の学会での発表、その後の論文作成まで指導医が懇切に指導します。
  • 週1-2回の関連指導病院における麻酔研修を継続します。

3年目

  • これまで経験した麻酔の中から、心臓血管麻酔、呼吸器麻酔、小児麻酔、周産期麻酔、神経麻酔などの専門麻酔の研修やペインクリニックなどに重点を置いた研修コースを希望できます。
  • 希望により外部施設による麻酔研修(心臓、小児、ペインクリニック、緩和医療など)や救命救急センター、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科における各科研修も可能です。さらに臨床で興味を抱いた謎に迫る基礎研究も可能です。
  • 週1-2回の関連指導病院における麻酔研修を継続します。

4年目

  • 板橋病院、駿河台病院の各病院にて、自分の研鑽とともに初期研修医や後期研修医の指導補助をしていただきます。
  • 週1-2回の関連病院における麻酔研修を継続します。

5年目以降

  • 麻酔、ペインクリニック専門医の取得に重点を置きます。
  • 興味ある分野としてサブスペシャリテイを確立し、それを十分に活かせるよう勤務体制に配慮いたします。
  • 後輩医師の育成にも力を注いでいただきます。
  • 希望によっては留学も可能です(現在、2名が留学中)。

後期研修の1例


待 遇(後期研修1年目)

大学当直(5回前後/月)、関連病院への外勤(1-2回/週)、給料(初年度約40~50万/月)、休暇(夏季休暇、年末年始休暇、ゴールデンウイーク休暇あり)。女性医師にはワーク・ライフ・バランス(産休・育児休暇など)を考慮します。


ペインクリニックカリキュラム

神経ブロックの手技の難易度、個々の習熟度に応じて漸次施行していきます。
神経ブロックのみの習熟が目的ではなく、患者さんへの接する態度、問診法や神経学的所見の取り方、診断と神経ブロック以外の治療法、鎮痛薬の選択と投与法なども含めて総合的に習得します。急性痛、慢性痛はもとより、緩和医療領域においても、がんの痛みを有する患者の診察、WHOがん疼痛指針と神経破壊薬を用いた神経ブロックを実践します。


トレーニングすべき神経ブロックとその他の治療法

1年~2年目

低反応レベルレーザー照射、ドラッグチャレンジテスト、トリガーポイント注射、関節内注射(膝、肩)、針治療、後頭神経ブロック、眼窩上神経ブロック、経仙骨孔ブロック、仙骨硬膜外ブロック、腕神経叢ブロック、星状神経節ブロック、肋間神経ブロック、眼窩下神経ブロック、オトガイ神経ブロック、腰部硬膜外ブロック、大腰筋筋溝ブロック、腰椎椎間関節ブロックなど

3年目

胸部硬膜外ブロック、頸部硬膜外ブロック、翼口蓋神経節ブロック、舌咽神経ブロック、顔面神経ブロック、肩甲上神経ブロック、内臓神経ブロック、上下腹神経叢ブロック、腰部交感神経節ブロック、神経破壊薬を用いた三叉神経末梢枝ブロックなど

4年目

神経破壊薬や神経熱凝固法を用いたガッセル神経節ブロック、胸部交感神経節ブロック、内臓神経ブロックや上下腹神経叢ブロック神経根ブロック、脊髄電気刺激療法


各病院の特色

板橋病院

手術室は13室、年間約6000件の麻酔症例があります。新生児から高齢者まで、まんべんなく種々の麻酔を経験できます。周産期医療センターを併設しているため緊急度の高い周産期麻酔も多く経験できます。下肢手術に対するエコー下大腿神経ブロック、坐骨神経ブロック症例が豊富です。ペインクリニックは月、水、土に開いており、ここでもエコーを用いた神経ブロックを応用することで患者安全と安定した効果を得ています。

駿河台病院

手術室は6室、年間約2000件を超える麻酔症例があります。各科の内視鏡手術麻酔を多く経験できます。手の外科症例も多いため、エコー下腕神経叢ブロックに習熟できます。一例一例を大事にじっくり周術期管理できることから、他科との連携も密接に行えます。ペインクリニックは毎日開いており、種々の疼痛疾患治療を経験できます。がん疼痛管理にも精通しています。御茶ノ水という交通の便の良い立地条件にあり、かつ新病院建設間近です。


研究の紹介

麻酔領域

術後痛管理、筋弛緩薬と拮抗薬、筋弛緩モニタリング法、麻酔薬と脳血流、エコー下各種末梢神経ブロックなどを研究テーマとしています。

疼痛領域

疼痛患者における自律神経活動変化や麻酔薬、鎮痛薬の影響、局所麻酔薬の安全性と神経毒性、がん疼痛管理、低反応レベルレーザーの鎮痛、ペインクリニックにおける漢方薬の応用、ドラッグチャレンジテストと治療応用などを研究テーマとしています。

その他、ご不明な点は以下の連絡先までお願いいたします
TEL:03-3972-8111(内線3284)
E-MAIL:nu.masui@gmail.com


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