研究

医局のご紹介

研究は大きく血液グループ、腫瘍グループ、膠原病グループの3つに分かれています。基礎研究から臨床研究まで幅広く行っていますが、特に臨床研究では豊富な症例に恵まれているのが特徴です。

血液グループ(代表 八田善弘:輸血細胞治療センター長、造血幹細胞移植センター長) 八田教授を中心に基礎・臨床研究を行っております。基礎研究としては、活性化ビタミンDやレチノイン酸によるマクロファージの分化やプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI-1)の発現など行っており、臨床研究としては白血病細胞と骨髄間質細胞の相互作用、急性・慢性骨髄性白血病や骨髄腫におけるリン酸化蛋白の発現、造血幹細胞移植における至適レジメンのなどを行っています。他施設との共同研究も盛んで、日本成人白血病研究グループ(JALSG)、関東骨髄移植グループ(KGSCT)、関東慢性骨髄性白血病(関東CML)研究グループなどで造血器腫瘍の治療や遺伝子解析に関する共同研究に参加しています。これらのグループでは日本大学が研究の中心的役割を果たしているため、当科の医局員が多数の論文や学会発表を筆頭著者(演者)として行っています。

腫瘍グループ(代表 三浦勝浩:腫瘍センター長) 三浦助教を中心に臨床研究を中心に研究を行っております。現在は非ホジキンリンパ腫におけるMYCやBCL-2蛋白・遺伝子異常と予後の解析を中心に研究を行っております。他施設との共同研究としては悪性リンパ腫治療研究会(SOLT-J)などで造血器固形腫瘍の治療や遺伝子解析に関する共同研究に参加しています。また、がん薬物療法専門医を中心に、血液関連固形腫瘍以外での固形癌の化学療法や心療内科などと協力した緩和ケアにも力を注いでいます。

膠原病グループ
(代表 武井正美:免疫制御治療地域医療センター長、
副代表 北村登:免疫制御治療地域センター膠原病リウマチセクションリーダー)
武井教授・北村准教授を中心に基礎・臨床研究を行っております。基礎研究としては関節リウマチの原因としてEBウィルス感染との関連に注目し、これまでヒト免疫化マウスにおいてEBウィルス接種がリウマチ様のびらん性関節炎を発症することを世界で初めて示し、EBウィルスの破骨細胞活性化への関与の機序を示した他、リウマチ関連遺伝子での国際特許を取得するなど精力的に基礎研究を行っています。臨床研究としては、リウマチ膠原病疾患におけるMRIを用いた潜在性心疾患の解析、口唇生検を基にしたシェーグレン症候群の解析、ステロイド性骨粗鬆症に関する臨床研究など行っております。また新たな生物学的製剤・分子標的製剤などの治験も積極的に行っています。