教室員からのメッセージ

それぞれの幸せな医師人生のために

これから後期研修を希望する医師のみなさん

いつしか立派な救急医となって、そして人生を通じて地域救急医療に活躍できるみなさんは、地域救急医療にとっての宝物です。長い人生を通じて救急医として成長を続ける幸せは、教室員それぞれの人生の幸せのもとに成り立つもの。

医師としてそれぞれの目標を叶える喜びも、家庭を持ち家族と幸せに過ごす人生も、男女問わず叶えることができるように当教室は最善の配慮をしたいと考えています。

挙児を希望する女性医師のみなさん

産前産後の休暇については、大学、学部の規定は世間一般(労働基準法)と同じで、産前は6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後は8週間の休業期間です(労働基準法第65条)。

育児をしっかりしたい医師のみなさん

育児休暇は、最大1年間の育児休暇が可能です。できるだけ無理なく働くために、育児休暇の延長や復帰後の勤務内容、外勤先、当直などは相談の上、決定しています。復職後家庭環境が許せば当直も再開していただきますが、実際には24時間保育がない環境では、パートナーや両親の協力がないと子供が小さいうちは難しいことが多いと思いますので、可能な勤務(フレックスタイム制やシフト勤務など)について随時相談で決定します。救急診療の患者さんは全ての年齢層にわたります。

こども救命センターとして小児重症患者を頻繁に扱う当救命救急センターでは、子育て経験が診療に役に立つ場面も多いため、たとえ長期に休んだとしてもあきらめずに、復帰していただきたいと思います。

こういった環境は、教室の医師全員の協力があってこそ成り立ちます。それぞれ感謝の気持ちを忘れず、大学病院の教室員が行うべき専門医療、救急医療、教育、学会発表や論文作成など、個々に応じて自分のできることを行っていきます。子育ての期間はそう長くはありません。いずれ は支援する側になり、みんなで協力して働きやすい環境を維持できるように努力して参りましょう。

OBからのメッセージ

石川 友美 先生(日本大学医学部附属板橋病院 歯科口腔外科)

平成28年8月〜9月(2か月)

 私は、当院救命センターで2か月間救命救急研修させて いただきました。私の専門分野は歯科口腔外科であり、普段は全身疾患を有し一般歯科での治療困難な方、及び舌癌などの悪性腫瘍の方の診療をしています。
 今回、私は上気道閉塞による呼吸不全の緊急時の対応などを学びたく、救命救急研修に望みました。救命センターでは、これまでに経験したことのない疾患の方を診ることが大半であり勉強に追われる日々でした。私は、主に初療に参加させて頂きました。初療現場では、多種職の方(看護師・薬剤師・放射線技師・救命士など)と密な連携が取られており、チーム力が素晴らしいと感じました。救命科指導医の先生の素早い診断と治療法の決断力には、とても感動いたしました。さらに、指導医の先生方は緊張感が高い中でも職種が異なる私にも、快く患者さんの様態や今後の方針など丁寧に教えて下さり大変ありがたかったです。
 2か月間という短い研修期間でしたが、多くのことを学びまた今後の課題が見えてきました。この貴重な経験を生かしていきたいと思います。

増山 智之 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター救急科)

平成27年4月〜平成28年3月(1年)

 2015年10月から6ヶ月間、日大板橋病院救命救急センターで研修をさせていただきました。もともとは内科系出身で、自治医大さいたま医療センターで集中治療医学の研修をしているところ、救急医学にも興味をもち、当センター救急科教授の守谷俊先生に紹介いただき日大板橋病院の輪に飛び込ませていただきました。
 研修に入り足元もおぼつかないうちに、ショックの腹部外傷、ショックの産後出血、VF survivor、痙攣重積状態の小児の患者さんを立て続けに経験させていただき、私自身がショックを受けるとともに、過換気状態でしたが、人の順応性とは面白いもので、ひと月も経たないうちに、より緊急度が高く、より重症な患者さんの救急搬送にチームの一員として心は熱く、頭は冷静に対応している自分に気がつきました。初療では多職種が有機的にチーム医療を繰り広げるシステムが整っており、初療現場でありがちなバタバタ感はほとんどなく救命救急センターとしての歴史の深さを実感しました。初療後の集中治療管理でも、学んだことは多く、closed ICUでの毎日濃密なベッドサイド回診が行われることは、当センターICUと同じですが、特に中枢神経障害を呈する方に対する集中治療はこれまで経験したことがなかったので大変勉強になりました。外科的気管切開も経験がなかったのですが、多数経験させていただき、後半はレジデントに指導しながら行っておりました。半年間はあっという間でしたが、症例的に振り返ってみると、日本救急医学会の専門医申請に必要な症例数は半年間で概ね経験されており、何より現場で自分が判断できることや処置できることが半年間で大きく変化したことが収穫でした。また医局旅行でみなで箱根に行ったり、忘年会で出し物をしたり、医局内の雰囲気はとてもよく、半年が経ちお礼の挨拶をした際には、木下教授から「先生、何年いたっけ?」と言われるほど、医局になじませていただきました。
 日大板橋救命救急センターの皆様方半年間お世話になり、ありがとうございました。2016年4月からは自治医大さいたま医療センターの救急部が新しく救命救急センター化するので、オープニングスタッフとして、日大板橋で学んだことを発揮していきたい所存です。

岡村 祐香 先生(歯科口腔外科)

平成28年2月〜3月(2か月)

 二か月間救命救急センターで研修させて頂きました。わたしの所属する歯科口腔外科の日常の臨床では経験出来ないことばかりでした。救命科指導医の先生のもと、多くの経験をさせて頂きました。カンファレンスでは今までの臨床では馴染みのない疾患ばかりで勉強の日々でした。
 一次救命の講義を受講したことはありましたが、センターでの研修が無ければ、医師や救急救命士が実際どのような処置を行っているかを実際に目にする機会がありませんでした。目の前に傷病者がいた場合、昔のわたしならきっとどうしていいかわからなかったと思います。
 病院歯科では全身疾患がある方が患者さんとして多く来院されます。歯科と医科が今まで以上に連携し、より良い歯科治療を提供出来ればと思います。
二か月間大変お世話になりました。講義で得た知識以上にこの二か月間の経験はわたしにとってとても貴重なものです。この経験を忘れず患者さんに還元出来るように日々努力していきたいと思います。

芳賀 大樹 先生

平成26年4月〜平成27年3月(1年)

 専修医として1年間研修させていただきました。もともと小児集中治療を専攻しており、成人救急/集中治療を研修するために当センターを選択しましたが、本当にベストな選択であったと考えています。センターの特徴として、成人/母体救命を対象としているだけでなく、こども救命事業指定施設でもあり、小児集中治療の経験を生かしつつ、成人領域の救急/集中治療を学べる数少ない貴重な施設であります。さらに3次救急患者で年間2,000件の豊富な症例数があり、他科との連携が良好で診療分野の隔てが無いので、小児から母体まで、外傷、熱傷から脳卒中、急性冠疾患、急性腹症、急性呼吸不全、急性中毒、重症感染症に至るまで、救急領域で経験できない症例は無いと言っても過言ではないほど経験ができます。実際、救急専門医に必要な経験症例/手技も4か月で十分すぎるほど経験することができました。また当センターは集中治療に力を入れており、透析、血漿交換、PCPSをはじめとする体外循環管理、蘇生後症候群に対する低体温療法、その他、細やかな呼吸、循環、栄養、感染管理を実施しており、全身の系統的な集中治療管理も自然に習得が可能です。さらにセンターの雰囲気としては、温和で教育熱心な指導医と元気な専修医/研修医、優秀なコメディカル(看護師、薬剤師、ME、救命士など)が揃っており、アットホームで熱くてとても居心地が良かったです。ここは小児から母体に至るまで包括的な救急集中治療を学ぶには理想的な場所と断言できます。本当に充実した学びの多い1年間でした。ありがとうございました。

入福浜 由奈 先生

平成23年4月〜平成25年3月(2年)

 当院の救命センターは年間2000件以上の3次救急患者の対応を行っており、commonな疾患の急性期治療はまんべんなく経験ができます。救急医が継続してICUでの入院治療を行うので、初期診療だけでなく重症患者の管理も身に付けることができました。症例が多く効率的に経験が積めるので、短期の研修には最適であったと感じています。先輩医師もみな親切で、自分の受け持ち患者でなくとも相談にはすぐ応じてくれました。off the job training への参加で私が業務を休むことも時々ありましたが、研鑽を積むことに好意的で、快く参加させて下さったこともありがたかったです。また、看護師は当然ながら、薬剤師、臨床工学技士も初療に参加し、病棟診療でも治療の上でわからないことを彼らによく相談していました。他職種との連携が密で、チームとしての質が高いのも当救命センターの特徴であると思います。これから救急集中治療医を目指している方、一度見学してみてはいかがですか?二年間ありがとうございました。

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