HOME > 糖尿病研究について > 糖尿病学の将来性

糖尿病研究について

糖尿病学の将来性

求められる糖尿病専門医

日本大学医学部糖尿病代謝内科学教室では、糖尿病を中心とする代謝疾患に関しての診療・教育・研究を行っています。日本大学板橋病院、日本大学病院(駿河台)に通院する5,000名近い患者様の診療に当たるとともに、良き臨床医の基本としての代謝学の教育ならびに信頼される糖尿病専門医の育成を行っています。

現在、日本糖尿病学会が認定する糖尿病専門医は約5,200名です。一方糖尿病の患者数は年々増加の傾向にあり、ここ数年は年12万人のペースで増え続けており、約950万人と推測されます。その950万人の患者さんを5,200名の専門医で診るとなると1名の専門医で1,800人の患者さんを診なければならない状況です。かかりつけ医との連携体制を構築することも重要な課題として挙げられていますが、同時に糖尿病患者の管理ができる専門医を養成することがますます必要になってきています。糖尿病は様々な疾患の基礎にあり、60歳以上の患者のうち、広い意味で3分の1は糖尿病を合併しています。高齢化社会が進行する日本において、糖尿病専門医のニーズは増える一方です。

日本における糖尿病患者数の増加 糖尿病が強く疑われる人および糖尿病の可能性を否定できない人の割合 糖尿病診療の現状

糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防・治療は、21世紀医療における最重要テーマです。糖尿病の根治が20年後ぐらいに達成される可能性もあると思いますし、それに向けて我々も努力しています。しかし、すべての患者さんを救えるには、さらに年月を要すると思われます。是非多くの若い先生方が糖尿病の予防・治療に力を寄せて下さる事を期待しております。また、他の領域を専門として研修を積まれてきた先生が、基礎疾患としての糖尿病に関心を持ち、糖尿病の研修を希望される場合も、多いに歓迎いたします。他の領域の知識・経験を持った先生とともに学ぶことは、我々の希望でもあります。