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入局案内

研修体制について

研修プログラム責任者

石原寿光

研修内容と到達目標

 初期臨床研修修了後、内科専門医研修で基本領域と連動した「連動研修」のサブスペシャリティ研修として糖尿病専門医研修を行います。基本領域研修で一般臨床内科医として要求される医学知識、臨床能力を網羅的に修得すると共に、日本糖尿病学会専門医制度の「糖尿病学の進歩に呼応して糖尿病臨床の健全な発展普及を促し、有能な糖尿病臨床専門医の養成を図り、国民の健康増進に貢献する」という目的に即した研修カリキュラムに沿って、糖尿病診療に対する、より専門的な知識を学びます。特定機能病院である当院の特性として、1型糖尿病の症例の割合が外来、入院診療共に多く、糖尿病性ケトアシドーシスなどの高血糖緊急症や、妊娠糖尿病、周術期や他疾患を合併した症例など幅広い症例を数多く経験する事ができます。また、看護師のみならず、栄養科、薬剤部など院内に合計約30名の糖尿病療養指導士がいることも特徴で、各部門と協力しながら、糖尿病療養指導、フットケアなどを行い慢性疾患としての糖尿病患者の問題点への専門的な対応を勉強します。

評価(専門医修得のための試験など)

1. 内科専門医

 初期臨床研修修了後、内科専門医研修を3年行います。「主担当医として通算で最低56疾患群以上、計160症例以上の症例の経験、登録」「所定の29編の病歴要約の提出」などの専門研修プログラム整備基準(内科領域)の修了要件を満たして受験資格を得た後、資格認定試験(筆記)の合格が必要です。

. 糖尿病専門医

 認定教育施設において3年以上の期間にわたって常勤者として糖尿病臨床研修を行っていることが必要です。ただし、上記の新しい内科専門医制度への移行期においては、新しい内科専門医研修を始めるにあたって、内科/サブスペシャリティ混合タイプのプログラムを選択した専攻医は内科専門研修開始時に糖尿病専門医研修を開始できるとされていますので、内科専門研修開始時にサブスペシャリティ研修として糖尿病専門医研修を開始します。最短で医師7年目に、「糖尿病臨床に関する筆頭者としての学会発表または論文発表」2編の業績目録、所定の10症例の症例記録と30症例の症例報告などを提出して受験資格を得た後、資格認定試験(筆記)の合格が必要です。