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日大 循環器内科 主任教授ご挨拶
日大 循環器内科 主任教授 平山篤志
循環器疾患は、わが国における急速な高齢化と生活習慣の欧米化に伴い増加の一途をたどっています。
死因としては、悪性新生物に次いで2位ですが、急性心筋梗塞の急性期死亡が激減した今となっては、有病率で悪性新生物をしのいで、はるかに多くなっています。
突然襲ってくる心疾患を含めた循環器疾患に対応できる医師が社会から求められています。 さらに、救急に対応するだけでなく急性心筋梗塞、急性心不全、心原性脳塞栓にならないように予防する治療を行うことも求められています。このような社会的ニーズが高くなっているだけでなく、医師としての充実感をもてるのも循環器領域です。
多くの人に循環器内科を勧めるのは、急性期に胸痛や呼吸苦を主訴に搬送される救急患者の救命処置、急性期からのリハビリテーション、そして長期の外来管理を通して、単に医学的な知識だけでなく、社会人としての医師のあり方を生涯学ぶことができるからです。
また、休みなく文句も言わず働き続ける心臓の仕組み、それを助ける多くの全身に張り巡らされた血管や神経体液性因子など、複雑に絡む人体の神秘を解き明かしてくれる魅力的な学問でもあります。
病に悩む人のために立ちたいという気持ちはすべての医学に携わった人の思うことです。その気持ちの強い人は、迷わず循環器内科の門をたたくべきです。また、何をしたらよいか迷っているなら、まず循環器内科で人体の素晴らしさを学ぶこと、そして何かができる喜びを感じることだと思います。
日本大学医学部循環器内科は、“Listen to the heart“、すなわち患者の心の声を聴くという心ある診療とともに、患者の心音を聞くというPhysical Examinationを何よりも大切にする医師を育てる教育の場です。
また同時に、次の時代の新しい循環器治療の開発を研究する場でもあります。 少しでも社会に役立つ医師になりたいと思う若い人たちを心から歓迎します。