ビデオ映像を用いたロールプレイによる
大教室生命倫理講義が医学生に与えるインパクト
視点
著者
岡田 一義 松本 紘一
日本大学医学部内科学講座腎臓内分泌内科部門
要旨
Patient management problem core curriculum(PMP-CC) 「糖尿病性腎症患者さんをめぐって」 の大教室講義の中で,ビデオ映像を用いたロールプレイにより,尊厳死や安楽死などの生命倫理教育をプラクチカントと教員の共同作業 (プラクチカント主体) で行い,医学部 6年生に与えるインパクトついての意識調査を実施した.回答した学生は全員が感動し,52.8%の医学生の目に涙が滲み,25.0%の医学生が涙を流した.本講義を受講した学生は,生命倫理学的諸問題についていろいろなことを感じ,いろいろなことを考え始めており,ビデオ映像を用いたロールプレイによる生命倫理教育は大教室講義でも学生に大きな感動を与え,モチベーションを高めることができ有用である.
keyword
bioethics education, role-play, medical students, death with dignity, euthanasia
生命倫理教育,ロールプレイ,医学生,尊厳死,安楽死