症例報告

著者

橋本　　修　　小林　朋子　　高橋　典明　　水村　賢司
丸岡秀一郎　　松本　　健　　堀江　孝至
日本大学医学部呼吸器内科部門

要旨

39 歳の男性，成田空港を出発後，同日に標高2100 m のフランスのホテルに到着．翌日から 3200 m の山で仕事をしていたが，5 日後に息切れ，低酸素血症と胸部レントゲン写真上の両側浸潤陰影を認め，高地肺水腫と診断され，持続的陽圧換気，酸素療法および利尿薬で改善した．本症に遭遇する機会は稀であり報告した．

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High altitude pulmonary edema
高地肺水腫